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50歳を過ぎて将棋をなぜ始めたのか

急に将棋をはじめたキッカケ

なにか特筆すべき理由やキッカケがあったわけでもなく、50歳を過ぎた数年前の夏、将棋をはじめることにしたのです。

キッカケらしきものとしては、祖父の家に将棋の盤駒があって、子どもの頃、遊びに行ったときに将棋を指した記憶が頭に浮かびます。
指した、といっても、ルールや指し方を教えてもらった記憶まではなく、駒の動かし方がなんとなく分かる程度でした。
どうやったら勝てるものなのかも分からず、そもそも駒の動かし方は分かれどどう攻めて、どう守るのか、そんなことも分からず、ただじぃちゃんの遊びに付き合っているだけで、面白くもなんともない、そんな記憶しか無いのです。

その程度なので、キッカケというのはほど遠く、なぜ私はAmazonで将棋セットを買ってしまう気になってしまったのか、全く分からないのです。

将棋に興味がわき上がった理由として自覚しているのは、
羽生さんの本(将棋本ではない)は昔からよく読んでいた
なんだか藤井聡太という若い子が随分活躍もして話題になっていることが目に飛び込んでくる
くらいのことでしょうか。
将棋セットを買ってまでやってみようと思うには動機付けとして弱そうですね。

ということで、なぜ始めたの?という問いには、いまだに答えることができないのです。

最初にやったこと

将棋セットが届いたはいいけれど、いきなりそれだけでは何もできない・・・
ということで、まず何をしたのか。

  1. Amazonで将棋入門の本を探した

  2. 将棋アプリを調べた

  3. Abemaプレミアム(有料)登録した

1.Amazonで将棋入門の本を探した


なにはともあれ、駒の動かし方さえうろ覚えだったので、まずは入門書の類いを探してみたわけです。
今は便利なもので、Amazonで探してみるだけでも相当な量の書籍に出会うことができます。
その中でも羽生先生の入門書を数冊購入してみました。
名前を知っている有名なプロの方が羽生先生くらいだったことと、羽生先生の一般書籍を読んでいたことから選んだだけです。
これはとても分かりやすくて、将棋はどういう考え方をして指していくものなのか、最初に考えるべきことを知ることができました。
今でもこの頃の入門書に書いてあることが実際の対局で活きていたりもするので、やはり基本は大事ということでしょうか。

2.将棋アプリを調べた


そして将棋アプリ探し。
今はスマホであらゆることができます。
将棋も例外ではなくて、将棋アプリも色々とあります。
中でも私が惹かれたのは、将棋ウォーズというアプリ。
アプリでもパソコンでも遊べるのですが、そのデザイン性に興味を持ったのです。
将棋には色々な戦法があるわけですが、対局中に特定の戦法を使った時に表示されるエフェクトが特徴的で、このアプリでオンライン対局を始めたのです。
特徴的でデザイン性のエフェクトという存在は、コレクター欲もくすぐられてしまいます。
他のアプリでもエフェクトの表示であったり、どんな戦法を使ったかを見れる機能があるのですが、将棋ウォーズはコレクションのような見せ方がなかなかそそられるところかもしれません。

ところが・・・
全然勝てないわけです。
最初の一ヶ月は30戦全敗というくらいに勝てませんでした。
入門書を読んだ程度で勝てるわけがない、ということです。

ですが、実践の場として、とても有用な存在なのです。
先に進むと良い面だけでなく、デメリットも見えてくる点もあるのですが、手軽に、場所を問わず対局できる実践の場は、上達には欠かせない貴重な手段です。

3.Abemaプレミアム(有料)登録した

どうやったらうまくなるかなぁ、勝てるのかなぁと思い、色々と調べていたところ、どうやら将棋専門チャンネルがいくつか存在していることを知ります。
いくつかのオンライン番組を試しているうちに、Abemaに面白そうなコンテンツがあるということに行き着きました。
プロの公式対局だけでなく、独自の興味の持てるコンテンツが多かったのです。
入門者のためのコンテンツもあったり、プロの公式戦の中継も多いようだったので、Abemaで将棋チャンネルを見ることが多くなりました。
しばらくすると、どうやら有料会員になれば、色々なコンテンツを見ることもできるし、たくさんのアーカイブを見れるのだと分かり、有料会員になることにしたのです。
将棋番組は、単に盤面を映しているだけで、1時間、2時間変化の無いこともザラなわけです。
ですが、解説者の方が付くこともあり、そういった何の変化も無い場面で、さまざまな説明をしてくれます。
それを聞いていると、どういうテクニックがあるのか、どんな考えで攻めていくものなのか、どうやって守るものなのか勉強になるのです。
そうやって見ていると、対局者同士や局面に変化が無くても全然気にならなくて、次の一手の間に自分でも考えるわけです。
少しずつ、どうやってゴールにたどり着けばよいのか、段々わかってくるようになりました。

Abema独自の将棋コンテンツもとても楽しいものでして、話題なのは「Abemaトーナメント」という将棋界初の団体戦です。
当時初めて見たのは、第3回のAbemaトーナメントでしたが、第4回と続き、今はちょうど第5回が始まろうとしているところです。

このような独自コンテンツなどもとても趣向を凝らしていて、見ているだけでも面白いことに加え、勉強材料にもなっています。

いろいろと勉強し始めたのは良いのですが、さすがにこの年では記憶力もいまいちでして・・・
なかなか覚えられないことが残念。
なんで子どもの頃にもっと興味を持たなかったのかなぁと思うこともしばしば。

これから

そんな超~~~初心者な上に、今頃始めるの?というわたしでしたが、約10ヶ月ほどで初段になりました。

年齢的なことも考えると、とても早い昇級・昇段なのだそうです。

せっかくなので、日々どんなことを考えていたり、将棋に触れているものなのかを残してみても良いかなと思ったのです。

将棋について書かれていたり、オンライン動画を公開されている方は多いので、今さら書き始める価値があることなのか分かりません。

ただ、ある程度年齢がいってから学ぶ将棋のための情報は多いわけではないのです。

それと私自身はコンサルタントという職業であることもあり、分析したり、戦略立ててものごとを進めていくことが得意だったりもするのです。

年齢が進んでからでも効率的に将棋がうまくなれる方法も紹介できるのかなと思い、いつかだれかの役に立つこともあれば良いのではないかと考えて、書き記していくことにしました。

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