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近況など|石川優太四段

最近、ひたすら暑い。これを書いているのは7月後半だが、とにかく暑い。元々、寒さにはそこそこ強い(と思う)が暑さには死ぬほど弱い人間なので、この時期の暑さには毎年参っている。あと2~3か月くらいこれが続くのかと思うと汗が止まらなくなるような気もするが、まあ、かき氷とアイスとジュースを適度に駆使してしぶとく生きて行こうと思う。

自分の趣味は、ざっと言うとアニメと乃木坂だが、ここ最近はハンターハンターをずっと見ている。何年か前に、新のほうで観たことはあるので今は旧のほうで観ているが、こちらはこちらでやはりおもしろい。幻影旅団という組織があるのだが、組織としての機能の仕方がすごいと思う。野暮な無理強いなどはなく、個人の意思が衝突した場合はコイン。これは自分も見習うべきところだと思う。これからGI編に入るが、こちらも楽しみだ。
ちなみに、この旅団の中にマチというキャラがいるのだが、自分的には相当な推しキャラである。盗賊という概念を抜きにして、顔良し、性格良し、思考良し、強さ良しで、相当タイプと言っても過言ではないが、まあそういう捉え方をするとあとでロクなことがない、とわかったので、気を付けて行こうと思う。

乃木坂工事中は毎週必ず観ている。少し前に、「奇想天外!与田クイズ」という回があったのだが、個人的には超神回。内容について触れ出すと多分キリがなくなるのでやめておくが(笑)、「あかにし貝」の名は忘れないだろう。気が向いたら(?)買ってみたい。
この番組の面白さの秘訣はいろいろあるが、自分的には、次々に新しい企画を生み出す「発想力」と、忘れた頃に再び持ってくる「再活力」がすごいと思う。そしてこの2つ、自分の将棋にも同じことが言えるのではないかと思う。現状、自分はほとんどがノーマル三間飛車だが、同じような局面が出現することがままある。はっきり言って、同じ手が2度通用してくれるような甘い場所ではないので常々何かは必要なのだが、この2つをうまい具合に駆使すれば、なんとなく何とかなるような気もする。無論、「再活力」は「発想力」あってこそなので新しいものを考えることはとても大切だが、手段は多いに越したことはないだろう。
先の超神回に関して言えば、また忘れた頃に(?)やってほしいな~と思っている。例えば「波乱万丈!〇〇クイズ」的な感じで。ささやかな願望である。

すでに満足できる文量は書かせていただいたが、まだ文字数が足りない(らしい)ので、最後に将棋について少し書きたい。
「どうすれば将棋強くなりますか」
まあ自分が聞かれることはほぼないが、よく耳にする言葉である。そしてこれがさっぱりわからない。自分の話を少しさせてもらうと、2013年4月から三段リーグに入り、19年10月に四段昇段を果たし、そして現在に至るが、この間、「俺は強くなった」と実感したことはない。一般的な勉強法(棋譜並べや詰め将棋など)はだいたいやってはきたが、「意味ない」とは言わないまでも、それがどのくらい効果があったのかは正直わからない。
なので、強くなっているのかいないのか、どうすれば強くなれるかなどわかるはずもないのだが、まずは自分を知ることが重要なのではないかと、最近は思っている。何がしたくて何を好むのか、何ができて何ができないのか、そして勝ちパターンを知り負けパターンも知る。まずはここから始めてみるのが良いのではないかと、今は思っている。