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第2期白玲戦女流順位戦A-B級 6回戦

少し時間が経ってしまいましたが、4月22日に女流順位戦A級とB級の6回戦一斉対局が行われました。マイナビ女子オープンの移動日と重なったため里見女流四冠の日程が変更になっており、その対局が行われてから投稿しようと考えていましたが、5月20日に予定されている7回戦の一斉対局の後になりそうなので、いったんここまでの状況を確認しておきたいと思います。

A級

全勝で単独トップに立っている里見香奈女流四冠を追う、加藤圭女流二段と伊藤沙恵女流名人がともに勝ち、4勝2敗で追っています。残り3局となり、次の7回戦の結果次第では、早くも里見女流四冠の優勝が決まる可能性があります。
一方2人が降級する残留争いは、前期七番勝負に進出し順位1位の渡部愛女流三段が1勝4敗、順位5位の石本さくら女流二段が1勝5敗と降級圏に入っています。2人とも順位が良いのでまだまだ残留の可能性は残されており、負けられない戦いが続きます。

B級

単独トップに立っていた上田初美女流四段が敗れ、中村真梨花女流三段、北村桂香女流初段、塚田恵梨花女流初段と4人が4勝2敗で並ぶ大混戦となってきました。千葉涼子女流四段、香川愛生女流四段、岩根忍女流三段と実力者の3人が3勝3敗で追っており、2枠しかないA級昇級を残り3局で誰が獲得するのかまったくわかりません。次の7回戦では北村女流初段と塚田女流初段の対局が組まれており、昇級に向け負けられない大一番になりそうです。
一方3人が降級する残留争いは、伊奈川愛菓女流二段と武富礼衣女流初段が2勝4敗、10代でただ一人B級以上に入った小髙佐季子女流初段が1勝5敗と降級圏に入っています。小髙女流初段は順位が低いため、残留には残り3局を全勝することが必要となっており、厳しい状況ですが最後まで頑張って欲しいと期待しています。

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