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第80期順位戦C級2組4回戦

9月16,24日に順位戦C級2組4回戦の対局がありました。このクラスは人数が多いためか、最終の11回戦を除き、2日に分けて行われています。

この中で私が注目していたのは、一昨年に加古川青流戦で優勝した池永天志五段と、今期加古川青流戦で三番勝負まで勝ち上がった井田明宏四段の対局です。先手の井田四段の誘導で相掛かりの将棋になりましたが、中盤千日手となりました。指し直し局は先手の池永五段が矢倉、井田四段は雁木に構えます。井田四段が角を切って先手の玉頭を強襲しますが、池永五段も後手の玉頭から反撃します。最後は池永五段が中段まで逃げ出した玉を力強く前に進めて攻撃に参加させたところで、井田四段の投了となりました。

他の主な注目対局の結果は以下の通りです(左が勝者)。
 井出隼平五段 - 梶浦宏孝七段
 服部慎一郎四段 - 石川優太四段
 佐々木大地五段 - 村中秀史七段
 八代弥七段 - 西川和宏六段
 本田奎五段 - 伊藤真吾六段
 伊藤匠四段 - 冨田誠也四段
 髙野智史五段 - 高田明浩四段

私が注目している棋士の中では、服部四段、本田五段が4連勝となりました。池永五段、八代七段、伊藤(匠)四段は3勝1敗です。現時点で全勝は4人となっており、3枠しかない昇級に向け1敗勢としては負けられない戦いが続きます。


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