第32期女流王位戦挑決リーグの状況
女流王位戦は、前期成績によりシードされた6名と予選を勝ち上がった6名が、6名ずつ紅白2組に分かれて挑戦者リーグを戦い、優勝者同士が挑戦者決定戦を行います。男子の王位戦と同様に新聞三社連合が主催する女流棋戦であり、シード者の数など細部は異なりますが、似たような仕組みとなっています。
今期は既に、両組とも3回戦まで終了していますので、現在の状況を確認しておきたいと思います。
■紅組
山根女流二段が、女流名人に挑戦中の加藤(桃)女流三段との2連勝同士の対局を制して、3勝0敗と単独トップに立っています。渡部女流三段と甲斐女流五段という難敵との対局を残していますが、他に1敗はいないため、あと1勝で紅組優勝が決まります。1月27日時点で公式戦13連勝中と絶好調であり、このまま突っ走ることができるか注目していきたいと思います。
■白組
伊藤女流三段、清水女流七段、本田女流三段、香川女流四段(1月21日付で昇段)が2勝1敗で並び、大混戦となっています。次の4回戦で伊藤女流三段vs香川女流四段、最終5回戦で清水女流七段vs本田女流三段が組まれていますので、この結果が優勝の行方を大きく左右するものと思います。
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