第32期女流王位戦挑決リーグ最終5回戦

2月23日に、女流王位戦挑決リーグ最終局となる5回戦の一斉対局がありました。

■紅組

既に優勝を決めていた山根女流二段が、最終局で甲斐女流五段に敗れましたが4勝1敗となり、挑戦者決定戦に駒を進めました。加藤(桃)女流三段と甲斐女流五段が最終局に勝って3勝2敗となり、残留を決めています。

■白組

トップを並走していた伊藤女流三段と本田女流三段がともに勝ち、4勝1敗で並びましたが、直接対決を制している伊藤女流三段が挑戦者決定戦に駒を進めました。本田女流三段と、最終局に勝って3勝2敗となった香川女流四段が残留を決めています。

■挑戦者決定戦

紅組優勝の山根女流二段と白組優勝の伊藤女流三段が挑戦者決定戦を行い、勝者が里見女流王位と五番勝負を戦います。伊藤女流三段は昨年度の優秀女流棋士賞受賞者で、各棋戦で安定して上位に食い込んでいますが、今年度はタイトル挑戦には届きませんでした。久しぶりのタイトル挑戦に向け、負けられない1局となります。山根女流二段は17連勝と絶好調でしたが、ついに連勝は途切れました。しかしここまでの勢いで、念願のタイトル初挑戦を勝ち取りたいところです。