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第48期女流名人リーグ最終一斉対局

11月25日、女流名人戦の挑戦者を決める女流名人リーグの最終一斉対局がありました。

挑戦権争いの単独トップに立っていた伊藤沙恵女流三段が香川愛生女流四段を破り、8勝1敗で挑戦権を獲得しました。伊藤女流三段の女流名人挑戦は3期ぶり3度目となります。過去2回の相手はいずれも里見香奈女流名人で、3度目の正直なるかという五番勝負になります。9回目のタイトル挑戦で初の獲得を目指すことについて聞かれ「自分の中では、女流棋士の中でいちばん思いが強いと思っています」「できる限りのことを盤上で表現する、ということに集中して指したい」と話しています。

鈴木環那女流三段も勝って7勝2敗となりましたが、惜しくも自身初のタイトル挑戦権獲得はなりませんでした。今期の成績を自信に変え、悲願の女流タイトル挑戦に向け頑張って欲しいと思います。また新鋭の石本さくら女流二段が6勝3敗で3位に入りました。今後も様々な棋戦での飛躍が期待できそうです。

加藤桃子清麗は、最終局に勝って4勝5敗となり残留を決めました。今期は前半に星が伸びず苦しみましたが、最後にタイトルホルダーの意地を見せました。

第48期女流名人リーグ最終結果
8勝1敗 伊藤沙恵女流三段 ★挑戦権獲得
7勝2敗 鈴木環那女流三段
6勝3敗 石本さくら女流二段
5勝4敗 香川愛生女流四段
4勝5敗 加藤桃子清麗
4勝5敗 加藤圭女流二段
(以上残留)
3勝6敗 渡部愛女流三段
3勝6敗 中井広恵女流六段
3勝6敗 中村真梨花女流三段
2勝7敗 北村桂香女流初段


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