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第71回NHK杯は前回と同様波乱続出!

第71回NHK杯はベスト8が決まり始めていますが、今回も既にタイトルホルダーがすべて姿を消し、ベテランから若手まで誰が勝ってもおかしくない波乱含みの状況となっています。前回もベスト8にタイトルホルダーが残らない中、実力者の稲葉八段が2年連続3回目の決勝で、斎藤(慎)八段を降して初優勝しています。今回は誰が優勝の栄冠を勝ち取るのか、勝ち残っているメンバーを確認しておきたいと思います。

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左上のブロックでは、前回準優勝の斎藤(慎)八段を降した出口五段がベスト8に進出しています。もう一人のベスト8には「名誉NHK杯選手権者」の称号を持つ羽生九段と、木村九段や銀河戦優勝の菅井八段を倒した斎藤(明)四段の勝者が進出します。レジェンド羽生九段がベスト4に名乗りを上げるのか、若手の出口五段か斎藤(明)四段が勝ち進むのか、注目していきたいと思います。

左下のブロックでは、JT杯優勝の豊島九段がベスト8に進出しています。もう一人のベスト8には、佐藤(天)九段と永瀬王座を降した日浦八段の勝者が進出します。無冠に転落した豊島九段が順当に勝ち上がるのか、佐藤(天)九段か日浦八段が阻止するのか注目されます。

右上のブロックでは、前回優勝の稲葉NHK杯を降した千田七段と、渡辺名人を降した郷田九段を破った松尾八段がベスト8に進出しています。同じB級1組で昇級争いを繰り広げる千田七段と、残留争いに巻き込まれている松尾八段の準々決勝が、どのような戦いになるのか楽しみです。

右下のブロックでは、藤井竜王を破った深浦九段がベスト8に進出しています。もう一人のベスト8には今年度好調の佐藤(康)九段と、過去2回優勝の山崎八段を降した佐々木(大)五段の勝者が進出します。若手の佐々木(大)五段がベテランの佐藤(康)九段を破って深浦九段との師弟対決を実現できるのか、楽しみにしたいと思います。

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