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第8期叡王戦段位別予選の展望(七段、六段)

第8期叡王戦の段位別予選が始まっています。今回は七段戦と六段戦の顔ぶれを確認しておきたいと思います。

七段戦

日本将棋連盟HPより引用(7月2日時点)

49人が2つのブロックに分かれて、本戦入りを目指して戦います。
七段には数多くの伸び盛りの精鋭がおり、七段戦を勝ち上がった棋士が挑戦権獲得まで駆け上がるのを期待しています。

Aブロック
順位戦B級1組で鎬を削る佐々木勇気七段、近藤誠也七段が入る激戦ブロックとなっています。既に2回戦で千田翔太七段を破った三枚堂達也七段も含め、挑戦権争いをしてもおかしくないメンバーが左の山に集まっています。右の山では、実力者の佐藤和俊七段、高崎一生七段らに注目です。本戦進出の最有力候補としては、近藤(誠)七段を挙げておきたいと思います。

Bブロック
順位戦B級1組に昇級したばかりの澤田真吾七段、中村太地七段が入りました。叡王獲得経験のある高見泰地七段や、若手実力者の梶浦宏孝七段、都成竜馬七段ら期待されるメンバーが揃っています。本戦進出の最有力候補としては、梶浦七段を挙げておきたいと思います。

六段戦

日本将棋連盟HPより引用(7月2日時点)

24人が2つのブロックに分かれて、本戦入りを目指して戦います。
比較的人数が少なく、本戦入りのチャンスが大きい段位と言えますが、期待の若手が多いクラスでもあります。

Aブロック
佐々木大地七段(5月に昇段)、青嶋未来六段、黒沢怜生六段、石井健太郎六段ら、若手精鋭が顔を揃えています。本戦進出の最有力候補としては、既に昇段して最後の六段戦を戦う佐々木(大)七段を挙げておきたいと思います。

Bブロック
増田康宏六段、大橋貴洸六段、高野智史六段ら、タイトル挑戦が期待されるメンバーが揃っています。本戦進出の最有力候補としては、先日の王座戦本戦トーナメントで藤井聡太叡王を破った大橋六段を挙げておきたいと思います。

五段戦以下の展望については、別途投稿予定です。

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