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第80期順位戦C級1組4回戦

少し時間が経ってしまいましたが、9月21日に順位戦C級1組4回戦の一斉対局がありました。

この日、私が注目していたのは、昨年度将棋大賞の升田幸三賞を受賞した大橋貴洸六段と三枚堂達也七段の対局です。先手の大橋六段が矢倉に誘導し、三枚堂七段は急戦調の駒組みから雁木に構えるかと思われましたが、5筋の歩を伸ばして中飛車に振ります。銀桂交換した三枚堂七段は△6五銀と打って先手の玉頭に迫りましたが、凌いだ大橋六段は9筋から反撃し、間接王手飛車を掛けて仕留めました。

他の主な注目対局の結果は以下の通りです(左が勝者)。
 船江恒平六段 - 都成竜馬七段
 黒田尭之五段 - 宮本広志五段
 及川拓馬六段 - 畠山成幸八段
 石井健太郎六段 - 阿部健治郎七段
 出口若武五段 - 門倉啓太五段
 宮田敦史七段 - 日浦市郎八段

私が注目している中では、黒田五段が4連勝の好スタートを切りました。大橋六段は3勝1敗、抜け番の青嶋六段は2勝1敗です。他に3連勝していた及川六段、石井六段、出口五段、宮田七段はいずれも勝って4勝0敗です。前期は8勝2敗まで昇級となりましたが、4連勝が5人残っており、昇給ラインが上がる可能性があります。昇級に向けて、負けられない戦いが続きます。


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