第1期白玲戦順位決定リーグ最終7回戦(A,B,E,F組)
5月21日に白玲戦順位決定リーグのA,B,E,F組最終7回戦の一斉対局がありました。第1期白玲は、各組1位の8名でトーナメントを行い、決勝七番勝負の勝者が戴冠することになります。また来期より始まる女流順位戦は、白玲を除く上位10名がA級、それに続く上位10名がB級、更にそれに続く20名がC級、それ以外の女流棋士はD級となります。各組2位までに入っていれば、来期A級で戦う可能性が残り、各組3位までに入っていれば来期B級で戦う可能性が残ります。これらを踏まえ、順位決定リーグA,B,E,F組の結果を確認しておきたいと思います。
A組
本命に挙げた伊藤女流三段が最終局も勝ち、7勝0敗で1位となりました。対抗に挙げた千葉女流四段も最終局に勝って5勝2敗で2位、岩根女流三段が最終局に敗れ4勝3敗で3位となりました。
B組
期待の新鋭加藤(圭)女流二段が最終局も勝ち、7勝0敗で1位となりました。伊奈川女流二段も最終局に勝ち、6勝1敗で2位に入りました。本命に挙げた室谷女流三段も最終局に勝ちましたが、5勝2敗での3位は不本意だったかもしれません。対抗に挙げた清水女流七段も最終局に勝ちましたが、3勝4敗に終わりました。女流棋士のレジェンドと言える清水女流七段が、女流順位戦でC級以下でのスタートは残念に思います。
E組
本命に挙げた渡部女流三段が最終局も勝ち、6勝1敗で1位となりました。対抗に挙げた山根女流二段も最終局に勝ち6勝1敗で並びましたが、直接対決で敗れているため2位となりました。期待の新鋭野原女流1級は最終局に敗れましたが、4勝3敗で3位に入りました。
F組
期待の若手石本女流二段が最終局も勝ち、6勝1敗で1位となりました。本命に挙げた上田女流四段も最終局に勝ち6勝1敗で並びましたが、直接対決で敗れているため2位となりました。期待の若手塚田女流初段も最終局に勝ち、5勝2敗で3位となりました。対抗に挙げた矢内女流五段は、4回戦から4連勝して意地を見せましたが、4勝3敗で4位に終わっています。