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第32期銀河戦本戦トーナメント6回戦までの状況(A-Dブロック)

銀河戦本戦トーナメントは、全棋士と女流棋士2名とアマ4名が8つのブロックに分かれ、パラマス方式の本戦トーナメントを行います。ブロックの最終勝ち残り者と最多勝ち抜き者各2名の計16名は、更に決勝トーナメントを戦います。実力者が最後の方に登場してくるため最終勝ち残り者になりやすいですが、最多勝ち抜き者は下の山から出場した方が狙いやすい仕組みになっています。
今期の本戦トーナメントA-Dブロックの、6回戦までの状況を確認しておきたいと思います。

日本将棋連盟HPより引用

Aブロック

上記展望で言及した小林裕士七段が5人抜きで勝ち残っており、最多勝ち抜き者としての決勝トーナメント進出を決めています(青嶋未来六段も5人抜きの可能性がありますが、その場合は青嶋六段が最終勝ち残り者となるため)。誰が小林七段の勢いを止め、最終勝ち残り者となるのか、注目していきたいと思います。

Bブロック

Aブロックとは対照的に、まだ2人抜きがありません。前期は8人抜きで最終勝ち残り者となった伊藤匠七段が6回戦に勝っており、2期連続の決勝トーナメント進出を期待したいと思います。

Cブロック

伊藤沙恵女流四段が2人抜きの健闘を見せましたが、3人抜きを阻止した狩山幹生四段が4人抜きで勝ち残っており、最多勝ち抜き者としての決勝トーナメント進出が濃厚となっています。7回戦以降も強豪との対局が続きますが、どこまで勝ち上がっていけるか楽しみにしたいと思います。

Dブロック

大ブレイク中の藤本渚五段が3回戦で敗れ、前期は決勝トーナメントでベスト4の活躍を見せた杉本和陽五段が3人抜きで勝ち残っています。7回戦では波に乗ると止められない渡辺和史七段との対局となっており、どちらが勝ち上がっていくのか注目したいと思います。

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