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第13期女流王座戦本戦の展望

リコー杯女流王座戦は、一次予選と二次予選を勝ち上がった12名と、前期ベスト4でシードされた4名がトーナメントを行い、優勝者が里見香奈女流王座と五番勝負を行います(今期は、前期ベスト4の塚田女流二段が休場するためか、予選勝ち上がり13名とシード3名)。既に二次予選が終わり、本戦1回戦が始まっていますので、状況を確認しておきたいと思います。

日本将棋連盟HPより引用

左側の山には、前期挑決まで進んだ西山朋佳女流三冠、前期ベスト4の上田初美女流四段、タイトル戦常連の伊藤沙恵女流四段らが入りました。挑決進出の最有力候補には、清麗戦五番勝負で挑戦中の西山女流三冠を挙げたいと思います。
なおデビュー以来無傷の7連勝を記録していた今井絢女流1級は、1回戦で西山女流三冠に挑み、相穴熊の大熱戦の末敗れています。若手期待の和田あき女流二段は、1回戦でベテラン矢内理絵子女流五段の三間飛車に屈しています。

右側の山には、前期五番勝負に挑んだ加藤桃子女流四段、タイトル経験者の渡部愛女流三段、若手実力者の大島綾華女流初段、野原未蘭女流初段らが入りました。挑決進出の最有力候補には、加藤(桃)女流四段を挙げたいと思いますが、野原女流初段にも注目しています。
なおタイトル挑戦経験もある中村真梨花女流四段は、1回戦で加藤(桃)女流四段に得意の三間飛車で挑みましたが敗れています。

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