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第11期女流王座戦ベスト4の状況

リコー杯女流王座戦は、本戦のベスト4が出揃いましたので、状況を確認しておきたいと思います。

里見香奈女流四冠
本戦からの登場で、渡部愛女流三段と上田初美女流四段という強豪を連破して勝ち上がってきました。挑戦権獲得の大本命であることは間違いありません。第9期に西山朋佳女流二冠(当時)に敗れて失冠し、第10期に挑戦権を得るも敗退しているだけに、今度こそリベンジしたい想いは強いと思います。

伊藤沙恵女流三段
本戦からの登場で、加藤結李愛女流初段と脇田菜々子女流初段を降して勝ち上がってきました。新型コロナ感染の発表があり心配ですが、万全の体調で準決勝に臨んで欲しいと思います。

加藤桃子女流三段
本戦からの登場で、加藤圭女流二段と山田久美女流四段を降して勝ち上がってきました。清麗戦では既に里見香奈清麗への挑戦を決めており、現在の二強を倒す有力候補の一人です。準決勝の里見女流四冠戦で、壁を超えることができるか期待しています。

山口恵梨子女流二段
一次予選と二次予選を勝ち上がり、本戦では塚田恵梨花女流初段と山根ことみ女流二段という、進境著しい新鋭を破って勝ち上がってきました。白冷戦の順位決定リーグでは西山女流三冠に唯一の黒星を付け、倉敷藤花戦でもベスト4に進出するなど好調で、自身初のタイトル挑戦を目指しています。将棋中継での聞き手として人気がありますが、最近は聞き手の仕事を減らして本業に時間を割いている印象があり、応援していきたいと思います。


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