第80期順位戦B級2組2回戦
6月9日にB級2組2回戦の一斉対局がありました。
この日、私が注目していたのは、C級1組からの昇級者同士でともに1回戦に勝っている増田康宏六段vs高見泰地七段の対局です。相矢倉の将棋となり、先手の高見七段はバランス重視の土居矢倉に構えます。先手から仕掛けて角交換の後、飛車を見捨てて銀桂との2枚替えで攻勢に出る激しい将棋となりました。最後は飛車を奪い返した高見七段が鮮やかに寄せ切りました。
他の主な注目対局の結果は以下の通りです(左が勝者)。
行方尚史九段 - 髙﨑一生七段
丸山忠久九段 - 谷川浩司九段
佐々木慎七段 - 深浦康市九段
澤田真吾七段 - 中川大輔八段
中村太地七段 - 畠山鎮八段
藤井猛九段 - 大石直嗣七段
若手期待の澤田七段、中村(太)七段、高見七段は、2連勝のスタートとなりました。ベテラン勢の行方九段、井上九段らも2連勝です。1勝1敗となった丸山九段、藤井(猛)九段にも巻き返しを期待したいと思います。
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