第35期女流王位戦挑戦者決定リーグ4回戦

女流王位戦の挑戦者決定リーグは、2月9日に4回戦一斉対局がありましたので、状況を確認しておきたいと思います（一部対局は延期）。

紅組

3勝0敗でトップを走る大島綾華女流初段の対局は延期となり、伊藤沙恵女流四段が西山朋佳女流四冠を破り3勝1敗で並びました。大島女流初段は最終5回戦で西山女流四冠との直接対決が組まれており、伊藤女流四段の中井広恵女流六段との対局結果により優勝者は以下の様になります。
《大島女流初段が勝ち》
　大島女流初段が優勝
《大島女流初段が負け、伊藤女流四段が勝ち》
　前期の成績が最上位の伊藤女流四段が優勝
《大島女流初段が負け、伊藤女流四段も負け》
　大島女流初段との直接対決に勝った西山女流四冠が優勝
3枠の残留争いは、上記3人に加え1勝2敗の山根ことみ女流三段にも可能性が残っています。

白組

加藤桃子女流四段が野原未蘭女流初段を降し、4勝0敗で白組優勝を決めました。渡部愛女流三段も松下舞琳女流初段を破って3勝1敗となりましたが、既に加藤女流四段との直接対決に敗れているため及びませんでした。残り1枠の残留争いは、野原女流初段が2勝2敗でリードし、他の3人が1勝3敗で追う混戦となっています。