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第7期叡王戦段位別予選の展望(六段、五段、四段)

第6期叡王戦の挑戦者が藤井聡太王位・棋聖に決まり、7月25日から豊島叡王に挑戦する五番勝負が開幕します。一方、既に第7期の段位別予選のトーナメント表が発表されており、7月5日から対局が始まっています。先日九段戦~七段戦の展望を投稿しておりますので、今回は六段戦~四段戦の顔ぶれを確認しておきたいと思います。(出典:日本将棋連盟HP)

20210701SS00001叡王戦4-6

六段戦

七段戦が49人中2人しか本戦に進めないのに比べ、六段戦は24人中2人が本戦に進めます。六段戦を勝ち上がった新鋭が本戦で活躍する姿を期待しています。

Aブロック
本命に増田(康)六段、対抗に青嶋六段を挙げたいと思います。青嶋六段は第5期にベスト4に入る活躍を見せました。他にも、升田幸三賞を受賞した大橋六段、わかりやすい解説で知られる遠山六段が本戦進出を狙っています。

Bブロック
本命に石井(健)六段、対抗に船江六段を挙げたいと思います。石井六段は今期王座戦で兄弟子の渡辺名人を破ってベスト4に進出しています。他にも、躍進が期待される阿部(光)六段、黒沢六段が本戦進出を狙っています。

五段戦

シードされている佐々木(大)五段を除く21人が、1枠しかない本戦出場を争います。本命に昨年度の新人王池永五段、対抗に昨年度の朝日杯でベスト4に進出した西田五段を挙げたいと思います。両者は初戦で激突しますので注目です。他にも初参加の棋王戦で五番勝負に進出した本田五段、各棋戦での活躍が目立つ黒田五段が本戦進出を狙っています。

四段戦

若手精鋭の14人が、1枠しかない本戦出場を争います。
本命に酒年度王位リーグ入りを果たした長谷部四段、対抗に各棋戦での活躍が目立つ服部四段を挙げたいと思います。波に乗れば誰が勝ち上がっても不思議ではありませんが、現在12連勝中と絶好調の斎藤(明)四段、竜王戦6組優勝の折田四段、藤井世代の伊藤(匠)四段、高田四段にも注目しています。

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