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第79期順位戦C級1組9回戦

1月12日に順位戦C級1組9回戦の一斉対局がありました。

私が注目している増田六段は勝って8勝0敗となり、高崎七段とトップを並走しています。増田六段は順位も上のため、残り2局で1勝すれば昇級が決まります。他の注目棋士のうち、高見七段も勝って7勝1敗となりましたが、船江六段は高崎七段に敗れて6勝2敗と一歩後退しました。高橋九段も勝って6勝2敗です。

昇級枠3名に対し1敗までが3人となったため、2敗の3人にも昇級の可能性があり、場合によっては3敗までボーダーラインが落ちてくるかもしれません。次の9回戦では、2敗の船江六段がまたも全勝の増田六段との対局が組まれており、昇級を巡る重要な1局となります。3敗の中でも順位が比較的上位の飯島七段、及川六段、都成六段は残り2局を勝って望みをつなぎたいところです。

一方、降級点(*)のある小林七段、豊川七段、青野九段、島九段、安用寺六段が8名の降級点(*)圏内にいます。残留に向け、厳しい戦いが続いています。

(*)降級点  出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
B級2組以下のクラスでは、成績が悪くても1期で降級することはなく、成績下位の一定人数に「降級点」がつけられる。降級点はB級2組とC級1組では2つ累積、C級2組では3つ累積すると降級する。

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