第8期叡王戦段位別予選の展望(五段、四段)
第8期叡王戦の段位別予選が始まっています。早速五段戦と四段戦の顔ぶれを確認しておきたいと思います。
五段戦
21人が唯1人の本戦入りを目指して戦います。
前期は五段戦を勝ち上がった出口若武六段(タイトル挑戦により昇段)が、藤井叡王への挑戦権を獲得しています。今期も夢を実現する若手が現れるのか、楽しみにしたいと思います。
先日の王位戦挑戦者決定戦に進出した池永天志五段、棋王戦挑戦経験のある本田奎五段、昨年度勝率一位賞の伊藤匠五段ら、楽しみな若手が揃っています。各棋戦で活躍している斎藤明日斗五段、西田拓也五段にも注目しています。本戦進出の最有力候補としては、藤井叡王と同学年の期待の星伊藤(匠)五段を挙げておきたいと思います。
四段戦
13人が唯1人の本戦入りを目指して戦います。
前期は四段戦を勝ち上がった服部慎一郎四段が、挑戦者決定戦まで駆け上がりました。今期も思わぬ新星が飛び出してくる可能性があり、非常に楽しみです。
実力伯仲の四段勢の中から誰が勝ち上がるのかを予測するのは難しいですが、本戦進出の最有力候補としては、昨年度順位戦でまさかの降級点を喫し、捲土重来を期す長谷部浩平四段を挙げておきたいと思います。高田明浩四段、古賀悠聖四段、折田翔吾四段にも注目しています。
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