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SUNTORY将棋オールスター東西対抗戦2021 予選結果

新設された準公式戦、SUNTORY将棋オールスター東西対抗戦2021は、ファン投票によって選出された棋士(東西各2名)と、予選を勝ち上がった棋士(東西各3名)による東西対抗の決勝戦が行われます。

東西の予選が終了し、12月に行われる決勝戦の出場棋士が確定しました。これまであまりタイトル戦などに縁がなかった棋士が何名か勝ち上がっていますので、プロフィールを確認しておきたいと思います。なお、ファン投票で選出された4名については、下記記事を投稿しておりますので、興味がありましたらご参照ください。

東日本地区

■ファン投票による選出
羽生善治九段 23,305票
永瀬拓矢王座 23,226票

■予選通過
戸辺誠七段
2006年プロ入りの35歳です。順位戦はB級2組、竜王戦は4組に在籍しています。今回は藤倉五段、阿部(健)七段、佐々木(慎)七段、渡辺名人、梶浦七段を破っての決勝進出です。
横山泰明七段
2002年プロ入りの41歳です。順位戦はB級1組、竜王戦は4組に在籍しています。今回は富岡八段、島九段、木村九段、瀬川六段、丸山九段を破っての決勝進出です。
佐藤秀司八段
1990年プロ入りの54歳です。1992年度の新人王戦に優勝しており、順位戦はC級1組、竜王戦は6組に在籍しています。今回は宮田七段、真田八段、高見七段、佐藤(天)九段、郷田九段を破っての決勝進出です。

西日本地区

■ファン投票による選出
藤井聡太三冠 67,257票
豊島将之竜王 17,764票

■予選通過
澤田真吾七段
2009年プロ入りの29歳です。順位戦はB級2組、竜王戦は1組に在籍しています。今回は宮本五段、福崎九段、豊川七段、冨田四段、久保九段を破っての決勝進出です。
稲葉陽八段
2008年プロ入りの33歳です。名人戦の挑戦経験があり、2020年度のNHK杯優勝者です。順位戦はB級1組、竜王戦は1組に在籍しています。今回は南九段、山崎八段、高田四段、黒田五段を破っての決勝進出です。
古賀悠聖四段
2020年プロ入りの20歳です。今期新人王戦で準優勝しており、順位戦はフリークラス(来期はC級2組)、竜王戦は6組に在籍しています。今回は井田四段、糸谷八段、浦野八段、大石七段、村山七段を破っての決勝進出です。

本棋戦は、初手から1手30秒未満の超早指しということもあり、渡辺名人やA級棋士が軒並み敗れて、失礼かもしれませんが少し意外なメンバーが勝ち上がりました。
チーム構成としては、東が20代1人、30代1人、40代1人、50代2人なのに対し、西は10代1人、20代2人、30代2人と若いチームになりました。ファン投票選出メンバーと予選勝ち上がりメンバーからなる東西両チームが、12月に行われる決勝戦でどのような戦いを魅せてくれるのか、楽しみに待ちたいと思います。

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