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第4期白玲戦女流順位戦の展望(C-D級)

第3期白玲戦七番勝負が、里見香奈白玲と西山朋佳女流三冠との間で争われていますが、次期白玲挑戦者を決める女流順位戦が10月11日から始まります。女流順位戦はA-D級の4クラスに分かれ、最上位のA級優勝者が白玲への挑戦権を獲得します。A級とB級は10名の総当たり、C級とD級は各8局で争われ、棋士の順位戦と同様、昇給と降級を巡る厳しい戦いとなります。本稿ではC級とD級のメンバーを確認しておきたいと思います。

C級

20名中上位3名が昇級(今期は甲斐女流五段引退のため4名が昇級)し、下位4名が陥落する入れ替わりの激しいクラスです。

日本将棋連盟HPより引用

4名の昇級候補には、前期は惜しくも昇級を逃した小高佐季子女流初段、室谷由紀女流三段、加藤結李愛女流初段、山口恵梨子女流二段、前期はD級からの昇級を果たした大島綾華女流初段、内山あや女流初段を挙げておきたいと思います。まだまだ上位で活躍して欲しい千葉涼子女流四段、清水市代女流七段にも期待しています。

D級

今期は36名が参加し、上位4名が昇級(今期は甲斐女流五段引退のため5名が昇級)し、下位8名に降級点が付きます。

日本将棋連盟HPより引用

5名の昇級候補には、C級復帰を目指す矢内理絵子女流五段、2期連続で最終局に敗れて涙を飲んだ中村桃子女流二段、飛躍が期待される脇田菜々子女流初段、前期は女流順位戦初参戦で惜しくも昇級を逃した木村朱里女流1級、梅津美琴女流2級、松下舞琳女流初段、今期が初参戦となる今井絢女流初段、磯谷祐維女流1級を挙げておきたいと思います。産休明けとなる川又咲紀女流初段、女流順位戦2期目となる佐々木海法女流1級、岩佐美帆子女流1級、鎌田美礼女流2級、女流順位戦初参戦となる久保翔子女流2級、宮澤紗希女流2級、森本理子女流2級、砂原奏女流2級にも注目しています。

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