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第2期白玲戦女流順位戦 A-B級最終一斉対局

7月13日に女流順位戦A級とB級の最終9回戦一斉対局が行われました。白玲への挑戦者、昇級・降級者が決定していますので、状況を確認しておきたいと思います。

A級

単独トップに立っていた里見香奈女流四冠が最終局にも勝って8勝1敗となり、西山朋佳白玲への挑戦権を獲得しました。伊藤沙恵女流名人が7勝2敗で2位、加藤桃子清麗が6勝3敗で3位と、タイトルホルダーが順当に上位を占めています。
ベテランの中井広恵女流六段が5勝4敗で4位に順位を上げています。5-7位には4勝5敗で並び前期の順位により、加藤圭女流二段、甲斐智美女流五段、山根ことみ女流二段が入っています。前期挑戦者の渡部愛女流三段は、里見女流四冠を破る星がありましたが、3勝6敗で8位に沈みました。
2勝7敗に終わった石本さくら女流二段と鈴木環那女流三段は、残念ながらB級への降格となりました。再びA級に戻ってこられるよう、来期の活躍を期待したいと思います。

B級

既に前節までの結果で昇級者2名が決まっていましたが、中村真梨花女流三段と上田初美女流四段が最終局も勝って7勝2敗となり、A級昇級に花を添えました。
塚田恵梨花女流初段も最終局に勝って6勝3敗となり3位、北村桂香女流初段は最終局に敗れましたが5勝4敗となって4位と、若手2人が順位を上げました。千葉涼子女流四段、香川愛生女流四段、岩根忍女流三段のベテラン3人は4勝5敗という成績で残留を果たしました。来期は更なるステップアップを期待したいと思います。
武富礼衣女流初段、伊奈川愛菓女流二段、小髙佐季子女流初段の3人は、前節までの結果でC級への降級が決まっていましたが、武富女流初段と伊奈川女流二段は最終局に勝って意地を見せました。特に武富女流初段はA級に昇級した中村(真)女流三段と上田女流四段を破っての4勝5敗の成績で、順位の差で惜しくも降級となりましたが、来期は再び昇級して欲しいと期待しています。

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