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第81期順位戦昇級者の顔ぶれ(C級1,2組)

4月5日に第81期名人戦七番勝負が開幕しました。次期順位戦が始まる前に、今回はC級1組、C級2組からの昇級者の顔ぶれを確認しておきたいと思います。

B級2組 ← C級1組

石井健太郎六段 9勝1敗
2013年プロ入りの30歳
順位戦では毎年好成績を収め、前期は順位差による次点に泣きましたが、今期は見事に1位通過を果たしました。王座戦で兄弟子の渡辺名人を破ってベスト4に進出したこともあり、一層の飛躍が期待されます。

青嶋未来六段 9勝1敗
2015年プロ入りの28歳
居飛車も振り飛車も指しこなすオールラウンダーで、チェスでも全日本チェス選手権に2回優勝している多才の持ち主です。王座戦で挑戦者決定戦に進出したこともあり、活躍を期待したい若手の一人です。

渡辺和史六段 9勝1敗
2019年プロ入りの28歳
一昨年度は20連勝、昨年度は18連勝を記録し、2年連続で将棋大賞の連勝賞を獲得しています。順位戦でも2期連続昇級と同時に、六段への昇段を遂げました。今最も勢いのある若手の一人です。

C級1組 ← C級2組

斎藤明日斗五段 10勝0敗
2017年プロ入りの24歳
これまで順位戦では目立った活躍がありませんでしたが、今期は全クラスを通じて唯一の全勝で昇級を決めました。急速に力を付けてきた若手の一人であり、今後の活躍が楽しみです。

服部慎一郎五段 9勝1敗
2020年プロ入りの23歳
前期は最終局の敗戦で次点に泣きましたが、今期は順当に昇級を果たしました。昨年度は新人王戦優勝、王将リーグ入り、王位リーグ入りなど大活躍の1年となり、将棋大賞の最多対局賞と新人賞を受賞しています。今年度はタイトル戦登場を期待したい若手有望株です。

古賀悠聖五段 9勝1敗
2020年プロ入りの22歳
今期は順位戦初参加でしたが、フリークラスでデビューした棋士としては初めての昇級を果たし、五段に昇段となりました。今後の活躍が楽しみな若手の一人です。

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