2020.03.26 倉敷藤花戦 対塚田女流初段

 昨日は倉敷藤花戦の一回戦でした。
倉敷藤花戦は予選のない、全員毎年1から戦っていくトーナメントです。なのでトーナメント表がとても大きい。
毎年3月開幕なので、倉敷藤花戦が始まると女流棋士的には春がやって来たという感じがします。

 塚田さんとは練習では指したことがありますが、公式戦では初手合。
若手の方は対局数が少なく、短期間で急成長をする事があるので対策を立てるのが難しいです。
色々と考えた末に、本局は向かい飛車対居飛車の力戦形となりました。

 かなり早い段階で定跡形から外れたのですが、比較的上手く対応出来て、下図では少し指しやすさを感じていました。

画像1

ここから△75歩▲同歩△76歩で先手の桂損が確定しました。しかし▲78飛と受けておけば、△77歩成は▲同飛で次の▲74歩が厳しいです。
駒の価値として桂の方が歩よりも高く、先に駒損をするのですが、後に更に得を出来るならば形勢は良くなります。

 昨日は1局を通してきちんと読みを入れた上で良い内容で勝ちきる事が出来ました。今期前半を思えばよく立て直してきたのものです。
今年度もあと1局で終わり。来年度もすぐに対局が始まるので良い形で繋げたいです。

 倉敷藤花戦は山陽新聞にて観戦記が全ての対局において掲載されています。ぜひご購読の程をよろしくお願い致します!

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