第１期ヒューリック杯白玲戦開幕

昨日の白玲戦１回戦は勝ちでした。
リーグは負けても対局数が確保されていますが、今期の１局１局は来期のリーグ及び順位に直結するので、まずは幸先の良いスタートを切れて嬉しいです。

朝行くと大広間いっぱいに女流棋士がたくさんいました。
つい数年前までは特別な対局以外、特に明確な理由も無かったと思うのですが、空いていたとしても大広間で対局する事はありませんでした。初めて棋士と同じ空気で対局する時は緊張したものです。

女流棋士が棋士と同じ様に順位戦を戦うのだと改めて実感した朝でした。これでまた１つ、女流棋士の歩みが前へ進んだと感じています。

白玲戦はまだ専用中継ページが無いので、自分の対局はなるべく振り返りを書いていきたいと思います。
(スケジュール的に厳しかったら書けない対局も出るかもしれせんが) 

昨日の石高女流二段との対局は先手で、序盤から力戦になりました。
少しリードを奪って迎えた中盤戦。

この少し前に私が軽い悪手を指して、形勢はそこまでハッキリしていません。ここで飛車を引くと△74歩で駒損が残ります。

▲53銀△同角▲同桂成△同玉と精算し、▲64角が狙いの１手。△同銀は▲72飛成が厳しいです。

以下、私が攻め切れるかどうかという将棋でしたが、無事に相手玉を寄せることが出来ました。

次の白玲戦は矢内女流五段との対局ですが、16日に女流名人リーグ最終戦があります。
初戦から順位を争う戦いは、やはり少し緊張感があった様に感じました。この緊張感をプラスに持っていって、日々の生活を送っていきたいです。