第3回abemaTVトーナメントこぼれ話

毎週土曜日19時から絶賛放送中のabemaTVトーナメント
初めての団体戦形式で、控え室のカットや作戦会議を映すのが秀逸。本気の将棋でのぶつかり合いと、控え室でのトークが全く違う色を出していてとても楽しいです。

私も第1回放送に藤井九段の聞き手として出演しました。
恐らく初めて自分が聞き手をしている姿を見たのですが、面白かったです。笑
出演者だけでなく、編集など関わっている全ての人の力が注ぎ込まれた番組だと思います。
まだ観てない方はぜひ観てください。将棋分からなくても楽しめますよ。

ここからは昨日の放送を見た後に読んでくださいね。


昨日の放送の通り、Aブロックではプレーオフが行われました。
ここに至るまでの流れが面白かったので、こぼれ話として書いていきます。色々とボカして書いていくので、察してください。ここからはマニア向けです。

プレーオフが行われる可能性は限りなく低かったのですが、ある先生が1人のリーダーにぼそっと言ったんです。

「君はもう1局指す可能性あるから、全部終わっても帰っちゃダメだよ?」
「えっ?!嘘でしょ?」
「いや、ホント。これこれこうなったらホラ。ダメだから。ね?」

この時は我々も可能性「は」ある程度だったんですけどね。たぶん数%という確率。世の中恐ろしいものです。
ドンドン可能性が高くなり、1/2になった時には我々解説陣は楽しくなっちゃってケラケラ笑っていました。

実際にプレーオフが現実となった訳ですが、結果はご存知の通り。
対局の収録が終わった瞬間、藤井先生が「なかなかやるじゃん」と褒めていました。
「良いリーダーじゃん」とも言っていました。10年近く、会えばよくお話ししてるけど、あんなに(三浦先生を)褒めてるのを見たのは初めてかも。ちゃんとオンエアーに入ってたかな?収録終わってから褒めてたけど。

全部収録が終わると勝たれた三浦リーダーに会いました。
第一声が

「どう?やるでしょ?」

で笑いました。
久しぶりに完璧なドヤ顔と言うものを見た気がしました。強かったです。

残念ながら予選落ちとなったチームは本当に仲良く、楽しそうでした。フルセットの末敗れた1回戦のエンディング時も、悔しさが残りながら「これだけ戦ったんだからしょうがない」とお互いを気遣いあっていました。
私は豊島リーダーとの交流はほとんどありませんが、あんなに楽しそうにお話しされる方なんだと、新しい一面を拝見しました。

1日でたくさん喋って気持ちがホワホワしていましたが、何だか色々と良いものを見れたなと充実感に浸りながら帰ったのでした。


読んでいただきありがとうございます。 単純なのでスキやフォロー、サポートをしていただけると更新頻度が上がると思います。笑