子供の教育について思うこと

ふと最近、子供の将来について案ずることがある。
今うちには5歳と2歳の男の子がいて、上の子が特に食について少し難がある。

それは「極度の食わず嫌い」なのです。

私は今38歳で、昭和の本当に後期に生まれた世代で、教育も、昔からの教育から「ゆとり」の世代へのちょうど転換期に少年期を過ごした世代です。

私が小さい時は嫌いな料理が出ても親には「食べたくないなら食べるな!」とか「出されたものは全部食べなさい!」って躾けられたし、
給食では「食べ終わるまでずっと給食をそのままで授業を始める」ような世代だった。幸い、自分はそこまで偏食ではなかったので、そこまで困ることはなかったけれど、好き嫌いが激しい子は先生に怒られながらご飯食べていたし、おそらくその子たちにとっては食事の時間っていうのは苦痛だったんだろうなと思う。

上の子は乳児期にはあまり好き嫌いもなく、普通に食べていたのだけれども、なぜかある時をきっかけに、好きな、慣れたもの、しか食べなくなってしまった。
「発達障害じゃないの?」って言われればそれまでなのですが、でも保育園で出された給食は、少ないながらも頑張って食べているらしい。「障害」という一括りにはしたくない。

家庭で作る料理は、とにかく食べて欲しいが為に、極力好きなものを出して食べさせるようにしていたし、保育園の先生も「とりあえず少量でもいいから嫌いなものでも、食べたら褒めてあげてください」と助言も頂いた。

とりあえず食べているからOKか、思っていたけれど、ふと自分の中に疑念が浮かんだ。

「このまま、好きなもの、欲しがるものばかり食べさせていいのだろうか」と。

親としては栄養が偏ってほしくないし、上の子の為だけに別メニューを常に考えるのは本当に面倒臭いし、将来誰かとご飯を食べに行った時に、あれもこれも食べられない、という人間にはなって欲しくない。

また簡単に「苦手なもの、苦手なことから逃げる」人にもなって欲しくない。
苦手だからといって逃げていたら本人の「新しい気づき」にもならないし、成長にも繋がらないと思うから。

今はいいのかもしれない。まだ子供だから。子供という「免罪符」があるからやりたくないことは避けられる。でもこのままでいいのか。

今の時代は「個」を重視する風潮だ。「多様性」が重んじられように、人それぞれ趣味嗜好は違うし、人と違っても認められるような時代になってきていると思う。
だから少々偏食でも認めてしまった方がいいのかなと思う。

けれど、本当にそれでいいのかなとも反対に思う。
上記にもあるように「苦手なもの、苦手なことから逃げる」が癖になってしまうと
それが大人になっても続くようでは、最終的に本人が困るのではないのかなと思ってしまう。

将来、世論がどうなっているのかはわからない。けれど、本当些細なことではあるけれど「偏食」ということで、本人の人生を苦しめることにならないかが心配になる。

考えすぎなのかもしれない。余計なお世話かもしれない。
けれど「我が子」だからこそ気にしてしまう。

ふと昨日も私がバターチキンカレーを作って全く食べようとしなかった息子を叱りながら思ってしまった。(私、妻、下の子はパクパク食べていました)

皆さんはどう思いますか?


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