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小学校受験をお考えの皆さまへ

 様々な噂の飛び交う小学校受験。ご存知かとは思いますが、小学校受験は机上の勉強だけでは受かりません。ペーパーの出る学校が多く、毎日枚数をこなしていく必要がある為、そんな見方をする方も中にはいますが、そういう勉強ではありません。

 私が考える小学校受験は、子どもが経験したものや肌で感じたものがベースになると思っています。「親の受験」と言われる所以は、縁故や経済的なことではなく(もちろん一部あるのは正直なところですが)、親がとにかくがんばって、子供に体験・経験させ、感動から得られる「教育」をどれだけしたかを見られるところにあると信じています。

 家族で様々な体験をする。「季節」を感じることは、受験にとってとても大切なことです。日本の伝統的な季節行事は必ず参加し経験する。旬を感じる為に畑に行って収穫したものを食べる。収穫時にどこに実がなっていたか(根か茎か花が散った後か)、花は何色だったかなど、身をもって体験させる。1年を通して成長の観察ができる生き物を色々飼ってみる。季節の花を感じる為にどんな香りだったか、どんな葉だったか目から理解するために散策する。季節の果物やタケノコ狩り、栗拾い、芋ほり等色々な場所に連れて行って体験させる。

 あらゆる季節感のあるものを目で見て肌で感じる必要が小学校受験にはあると思います。

 最後に、私の好きなアメリカの海洋生物学者で作家であられる、レイチェル・カーソンの著書、「センス・オブ・ワンダー」の中の一文をお伝えします。

 子供達が出逢う事実の一つ一つが、やがて知識や知恵を生みだす種子だとしたら、様々な情緒や豊かな感受性は、この種子を育む肥沃な土壌です。幼い子ども時代は、この土壌を耕すときです。

 お子様が様々な体験・経験を通して、感受性豊かな土壌を耕していけますように。。。

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