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日本の大手楽器メーカーでアルバイトから台湾責任者まで上り詰めた西原詩絵(うたえ)さんの海外赴任物語

#海外で働く人ラジオ のエピソード7は日本の大手楽器メーカーに勤務する西原詩絵さんです。現在、台湾で暮らし、台湾支社の責任者を行なっているのと、音楽をこよなく愛する素敵な方だ。

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YouTube: https://youtu.be/sBHbE-HnSCY

西原詩絵さんのプロフィール
東京生まれ。3歳からピアノを習い始め、親のスパルタ教育で毎日2時間以上ピアノを弾く毎日。 10代半ばから、声楽家の叔母からオペラを習う。

音楽大学卒業後、小さいころから夢見ていた教員になるも、環境になじめず挫折、退職。 楽器メーカーの販売員兼デモンストレーターになるも、なぜかすぐ営業に配属。

7年半の営業契約社員を退職、その後フリーのインストラクターを経て、正社員として採用される。 日本販社での営業課長、営業部長を経て、2022年8月から台湾子会社の社長として着任。 趣味は、歌、ピアノ、ボクササイズ、旅行、たまにランニング。



詩絵さんをインタビューして印象に残った言葉は下の3つ

  • 移住当初は仕事ばかりせずに現地のよさを発見することに時間をかけることもオススメ

  • いつでも帰れるじゃんっていう気持ちを持つことで精神的に楽にする

  • 現状維持って勇気がいることだけど、そこを出ると新しい世界があって、新しい自分を発見できる

詩絵さんのキャリアはアルバイトから始まり営業部長まで上り詰める

詩絵さんは学生時代に音楽をすごく学んだ方です。音楽大学を卒業してしばらくして、楽器の販売員のアルバイトを開始。平日も働けるということで楽器をお店に売る営業として契約社員になった。売るものは主に電子キーボードで楽器屋さんに楽器の良さを伝えたり、お店の人と一緒に販売方法を考えていた。営業なので毎月の売上目標をどのように達成するかが常に念頭にあったという。

学生時代は音楽を奏でることを研鑽してきたが、社会人になったら楽器を売ることを行うというキャリアの転換をしている。そのマインドを変えることがチャレンジだと言う。さらにはクラッシックピアノを学んできた彼女が電子キーボードを引くことも抵抗があったみたいだ。そこから20年以上営業を行ってきている。

契約社員であるときは音楽大学を卒業したことにコンプレックスを抱いていたため人一倍頑張っていたという。だからさまざまな勉強をしたとも話してくれた。

正社員になり、そこから実力をさらに発揮し、90人を束ねる営業部長にも就任した。今では台湾支社の責任者として抜擢され、1年ほど前に台湾の約90人の組織の責任者となる。

英語の習得は6年間毎朝1時間の英会話レッスン

学生時代から英語がすごく苦手だったという。40代半ばなで英語が話せなかったらしい。そんなとき海外旅行が楽しいから英語を話したいと思うようになり、6年間毎朝フィリピンの人たちと1時間話して学んだ。

継続することが得意と本人は話してくれた。その秘訣は英語を学ぶきっかけを自分が好きな旅行とに紐づけたからだと話を聞いて伺える。
今現在、台湾での仕事は英語と中国語の両方が必要で2言語を学んでいるというすごい状況だ。

海外移住当初の半年は大変だった

移住当初半年間は仕事、勉強しかしない生活をしていた。自分のペースが掴めず忙しすぎたと詩絵さんは話してくれた。今から振り返るとあまり無理しないで、自分のペースを早い段階で掴んだほうがいいと教えてくれた。
具体的な詩絵さんの経験としては、まず、言葉が大変だった。英語と中国語どっち勉強するべきなのか分からなかったから両言語を勉強し、忙しすぎて発狂しそうになった。

仕事では英語を使い、生活する上では中国語を話しているとのことだ。
移住する国によって習得する必要のある言語が2つになるというケースを見たのは私ははじめてで大変だと素直に思う。

海外赴任当初を楽にするコツ4つ

海外赴任という今まで経験しなかったことにチャレンジしたことは詩絵さんにとって大変だったと語る。だからこそ、状況に適応するために大変な状況を切り抜けるコツを話してくれたので下にまとめてみた。

1. 準備期間は取れるだけとった方がいい

時間に余裕があると心にも余裕が生まれる。時間に余裕がないと心の余裕も無くなるから、そんな状況で海外移住するとやり残しことが多い状態で移住することになってしまう可能性が上がる。
できるなら、1回海外に行って、1度帰ってきたらいいスタートが切れると当時を思い返してみて思う。

2. 仕事ばかりせずに現地のよさを発見することに時間をかけるといい

赴任当初はコロナウイルス真っ最中で外出もあまりできない状態だったのと、仕事が忙しすぎたため、現地の良さを発見する活動をしていなかった。自分の心をケアする意味でも現地の良さを見つけることを行うことをオススメする。

3. いつでも帰れるじゃんっていう気持ちを持つことで精神的に楽にする

海外移住当初は、誰でも最初は仕事においても生活環境においても初心者だ。だからそれを認めて、自分にストレスをかけないことが大事。
移住当初の詩絵さんは自分で自分を追い詰めていたので、メンタル的に辛くなった時期があったという。だから、自分に優しくすることも大事だと今、話してくれた。
僕自身も移住当初は自分で自分を追い込んで、精神的に病んでしまったことがあったのですごく共感する。

4. 大変な状況を切り抜ける時に自分に言い聞かせること

大変な状況下では「あと、3ヶ月頑張ろう、あと半年頑張ろうと自分に言い聞かせていた」切り抜けてきた。
自分の中で頑張る期限を決めておくことで大変な状況下で、自分の精神状態を正常に保つ詩絵さんのライフハックだ。
これらのことを経験したことで経験値が上がり、強くなったことと話を聞いていた思った。

メッセージ

「海外で働くことは貴重な経験だから、チャンスがあるならぜひ飛び込んで楽しんで欲しいと思う。そこで出会う人、出来事は一生の宝になる」と語ってくれた。

関連リンク

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番組で話している内容と時間

1:31 今までのキャリア
11:55 英語はどのようにして身につけたの?
13:39 いつ頃から海外で働きたいと思うようになったのか?
14:40 海外で働くようになったきっかけ 
16:44 チャンスを獲得するためにしたこと
18:36 海外に移住すると決まったからやったことありますか?
20:10 移住の費用、手間はどうしたのか
21:37 今だったら、大変だったことにどう対処する
22:39 移住した直後どうだったのか
23:48 移住当初、大変だったこと
29:49 大変なことを切り抜けるコツ
31:53 移住当初、よかったこと
34:13 今、海外で生活、仕事してどう思いますか?
37:28 経済面での違いはありますか
38:38 海外に住んで精神てんにどう思いますか
42:41 得た学び、成長はありましか
43:51 移住先の国の文化
45:55 視聴者たちへのメッセージ

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