【小説】つまらない◯◯◯◯ 7
自分ひとりで何かを思っていても、今まで考えてきたのと同じようなことを頭の中に繰り返しているばかりで、たいして何も感じていない場合がほとんどなのだ。たまに誰かと騒いだり、多少楽しめる気晴らしをしていても、気持ちといえるようなものはほとんど動いていなくて、楽しかったからいいやと、楽しく時間を過ごしたことに自己満足しているだけだったりする。他人の気持ちに触れて、自分の気持ちがしっかりと動かされる時間というのは、自分の感情と自分の生活がそれほど結びついていない俺にとっては、自分が何