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音の三要素

発声、発音、調音と声を作るには三つの柱がある。そして声というアウトプットに密接な関係性がある音というものにも、これまた三つの柱がある。今回の note では、この音の三要素について確認していってみよう。

音の三要素
・強弱
・高低
・音色

これら音の三要素はデジタル要素が強いものとアナログ要素が強いものとある。デジタルとは、単一の指標で数値化された情報、アナログは複数の指標が組み合わさった情報である。

強弱や高低は計測、観察ができ、信頼でき、明確化されたデジタル要素の強い指標だ。それに対して音色は特定の量で表すことは出来てもその受け取り方は受け手に委ねられることが多く明確化をしづらいアナログ要素の強い指標だ。

我々の仕事になくてはならないものに台本があるが、文字情報とはデジタルなものである。そこに話者のアナログな情報…ここはすごーく複雑なのだが、言語化するとするならば…

・過去経験 / 現在状況 / 未来想定
・キャラクターの好悪判断
・所属コミュニティのバフ、デバフ
・観察による事実的価値判断
・インプットした情報の五考精査
…などなど

これらのアナログ情報を音色として強弱、高低を加味し出力するわけだ。しかも瞬間的に、かつ主体性をもって発さねばならない。

急に用語がたくさん出てきても理解ができないとおもうので、そのへんの解説はまたあとで書こうとおもうが、だいぶ複雑なことを常々おこないながら我々は発話していると覚えておいていただきたい。

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