見出し画像

近況1➖ハイロー Xと劇団「打」➖

2022.09.15記

画像は身内が行けなくなって繰り上げ当選で参加したザワクロの舞台挨拶の記念写真。
目の前、轟でした。好きだー!

とあるアクシデントで日々しんでILL。
ILL LEAGUE、メンバー募集中。えおえお
友達すら笑ってくれないダジャレ。
けっこう面白いと思ったのにな。
誰も笑ってくれないので、noteに載せて供養。
CHILL LEAGUE、メンバー募集中。えおっ

ザワクロ感想、あとは何だろうか、ドラフトグランプリに豊洲pitのMA55IVE、何よりETERNAL2のジーンにニクラスについて語りたい。
だがしかし、気力がない。ナイアガラ。

◼️HIGH&LOW THE WORST X(クロス)

感想


轟一派や泰清(メインの鬼邪高校メンバー)には物足りなさがあったものの、クローズZERO世代としては、鳳仙のレスリングシーンは勿論、鈴蘭に戸梶のようなシブいビジュアルで玄人向けキャラクターのマーシーが居て、ビンゾー(ひとり三上兄弟。顔ファン)と、清史には今シリーズでマッキー的立ち位置を感じて楽しめた。
泰志はどんどん芹沢味がでている気がするし、意識もしてないでしょうし、○○みたいは失礼な発言になるかもしれませんが、なんだか勝手にダブるところがあり。ザワ1の"手をつけられない足蹴りのヤバいヤツ"孤高のペア泰清"感があったけれど、今回は鬼邪高校のピンチには楓士雄にヤキモキして、単独で敵へ殴り込んで反撃しようと動こうとしたり、人っぽくてアツくて本域の佐藤流司くんを感じた。これが泰志かと問うならば、私の中には無い泰志像だったけれど。ドラマ初期の鎌坂流れみたいなおっかない人感に、ヤンキー色が濃くなって、リアリティが出たと思えば納得できるかもしれない。そりゃ人だもの、高校一年から三年生なんて、現実でも変わるわ。ザワクロ、ドラム缶蹴るシーンは頭で何度か再生した。表情で語る泰志のキャラクターが可愛いくて仕方がない。後半、仁川とともに闘うシーンはもっと観たかった。歴史改変起きてる?マルチバース?脳がバグを起こした。

新キャラクター

ラオウ
個性豊かで面白かった。
鈴蘭高校だからリンダマン的な一匹狼かと思いきや、ちゃんと派閥を率いていたのは意外だったけど。バックボーンがタイガーマスクかと思った。寺山修司の「ボクサー」みたいなタッチで彼のスピンオフがみてみたい。
パウンドストーム(LDHの格闘イベント)で、個人的に1番のビジュアルの良さが気になっていたヘンリーくんの演技は素晴らしかった。歌舞伎っぽい節の利いた言い回しや、ドテラ?法被姿が昭和を感じて良いキャラクターだった。
鎌坂のペア
骨太漆原と私が勝手に呼んでいるガンジー(鎌坂工業高校)、勝つためなら喧嘩に禁じ手な武器を使う、しかもメリケンサックの容姿端麗な氷室。
後半に居ないのが惜しいけれど、居たらいたで天下井のチートがキワ立たないから仕方ないか。
アンドモア
高橋先生というかヤンキー漫画っぽいビジュアルのサボテンとカムイ。良かったね。
門司も孫六も次回作引きずられるのかな。孫六は八木くんのポテンシャルが活かしきれていない気がした。それこそ漆原みたいか、線の細い美人キャラクターの方が素材が活きたのでは。筋肉は凄かったけれど。門司も強さが伝わってこなかった。カムイがなぜマスクなのか、喧嘩で口が裂けているとか、顔に大きな傷があるとか、そういうのが欲しかった。

既存キャストの件

轟一派
そしてザワ鳳仙のあの人の登場。轟が魅力のある人になっていて、鬼邪高のオブザーバーとしても、成長した姿も良かった。時も流れているので当たり前ではあるけれど、轟一派の辻芝がビジュアル的にも大人になっていて、寂しい半面これはこれで良かった。襲撃に遭って倒れている辻マンは中世の宗教画レベルで綺麗だった。ドラマシリーズの轟一派入りする回に重なった。ラストのトランプ引くシーンで、泰清の楽しそうなやりとりの背後をよく見ると、辻の必死さが可愛いよ。銀テープ追いかけている女子みたい。芝は冷静なので、興味がない性格なのかと思ってみるのも一興。
6の亡霊
基晃、楽しそうでよかった。焼きそばのシーンは無駄に思えて結構好きなシーン。芹沢のフランクフルト思い出しますね。私は好きだよ基晃。
決闘シーンのラストの肩を組んでいる3人組が可愛いかった。
君が憎めないんだ。幸せになってくれ。
クズの森崎ウィンにはキュンとする。
泰清
言わずもがな最凶にカッコよかった。泰清シーンだけ、中島みゆきの世情が私の脳内で再生されて、なんだか清史のオトリ鎖バリケードシーンは後期の金八先生かと。私は何度観てもあの場面で泣く。あのシーンのモチーフあるのかな。
「はあい、おまえら負けェーーー」すき。
あれで舞台ハイローザワが観たくなった。
勝手に要望。

そして司はあんなに強かったことを知らなかったから驚きだった。ホクブーあたらめ鼻血ブー🐷

語り継がれるペア

須天(通称:すあま)
極め付け瀨ノ門(鬼邪高校と対立する半グレ含めた派閥)の天下井に須嵜、観客にバックグラウンドを染み込ませる尺がもう少し欲しかった。須嵜、不憫。天下井の古女房然としていて、YUTAくん色っぽい。しかし、天下井は冒頭から憎らしかったけれど、彼も彼なりの正義と守りたいものがあったのだと最後まで観ると憎めないキャラクター。クローズ鷲尾も熊切力哉も連想する天下井だったな。「耳くれ」とか言いそうだもの。 クローズZERO2の川西にも、こんな親友が居たら人生違っただろうし、裏を返すと天下井に須嵜という存在がなかったら?楓士雄は刺されて美藤兄のような結果になっていたかもしれない。司も殺されていたかもしれない。 

須嵜のオッサン
須嵜の父親は失業したさいに天下井グループに拾われて、以来、天下井の通学時の運転手をしている。滅茶滅茶な設定。こんな父親を持った須嵜が可哀想すぎて、後半まで観ていて辛かった。笑。 だって、会社の社長のアポに同行するように、ただの喧嘩場所へ「今日は○○地区でございますか?」なんて言いながら、天下井の送迎をしていたのだもの。情けない。 ファンの方の感想で、須嵜父「実は昔喧嘩が強くて裏で天下井を鍛えている説」が唱えられていた。仮面ライダーでいうところの"おやっさん"だ。昭和か⁉︎たしかに、鉄柱を避ける天下井が観てみたい。9割9分ぶつかってそう。苦笑。可愛い。

強くオススメ


それだけ、クローズZEROシリーズに関連するシーンが盛り込まれているので、ただのイケメン映画ではなく、ハイロー シリーズを知らない人や、たまたま観た人でも楽しめるのでは。
クローズZEROシリーズは観ていても、ザワ1未履修の人にはやや厳しい内容かもしれないけれど。
強くオススメしたい。

◼️演劇ドラフトグランプリ


佐藤流司くん座長の劇団「打」目当てに武道館へ。座長がキャストも脚本家もドラフトで決めて自ら演じる、それを観客や審査員が審査、獲得ポイントによって勝ちグループが決まる。
「打」は惜しくもグランプリではなかったけれど、1番好きだった。世界観もお話しもスタイリッシュな衣装にメイクに演出も素晴らしかった。佐藤流司くんのマジック演出がすごかった。手や姿勢で天井席でも何処にいるかはすぐにわかったのだけれど。彼が座長のダークでアンダーグラウンドを思わせる空気感がとても好きだった。
白塗りに金髪に黒マント。衣装も大会の規定で1衣装にセット交換もなしだったので、無機質で真っ暗な世界で、リンゴが受け渡されたり、黒い箱を四方から運んでは置いたり。上演時間は20分の規定範囲に濃厚な時間に大きく考えさせられた。万有引力にかけられたのかリンゴ。セリフの「あなたを誘拐する」が印象的で、作中語りかけられた「あなたの信じているものは何ですか?」にも考えさせられ、最後の「この世界にはあなたしかいないのだから…」の佐藤流司くんの言葉に全観客の心が"誘拐"された。
内容は、コロナ社会の個人の価値、システマティックへのアンチテーゼ、個別的で主体性のある個の提唱を感じた。
殺陣の美しさと激しさもさることながら、語り掛けて機械人形のように操られている姿は、俳優佐藤流司ではなく、バンドマンRyujiの気概や先人へのリスペクト、年齢以上の年輪の太さを感じた。勝手乍ら。
失礼だけれど、現代は片手間や上澄みだけの"ヴィジュアル系やってみた"みたいなプロジェクトがいくつか出てきては、頓挫したのか自然消滅が多い。そんななか、流司くんの活動には芯を感じている。しかもちゃんと、バンド活動は俳優業に華と爆発力で、俳優業の活動はバンド活動に語りの部分だったり、曲のコンセプト毎の主人公を演じ分ける上で"生きている"ところを感じることができる。
「打」の人形のカラカラと電池切れしていく様はさながら、オールドスクールV系のあの、オートマタカクカク動作だった。

…Direngreyの蒼い月 参照


審査員のなかに西田大輔さんの作品のファンの方が居て、絶賛していた以外、ほぼ会場の第一印象は「マズい、イッちゃってる」だったのではないだろうか。ドン引きの空気感はたまらなかった。ビジュアルショックを受けた"あの頃"を感じた。私自身も、内容を理解して咀嚼して考えるには時間がかかって、西田大輔さん作品の空気に酔って満足して終わってしまったけれど。
他のチームの感想
超mixは福澤くんのダンスに高野くんの演技が印象的だった。衣装も和でオシャレで、好きだった。そして、やはりETERNAL初演のライブパートと重なる雰囲気もあった。ダンスで魅せる座組だった。同じ植田豪さん演出だから?
ズッ友の記憶は唐橋充さんが全部持っていった。泣ける話。
IDcheckersの萩野崇さんがなんだか懐かしい体育教師感だった。アンドロイドの兄役や五十六やウヨクの構成員などと違って、一般人の役をしている萩さんは初めて観た。話にもっとドロドロが欲しかった。爽やかだった。

ma55iveとeternal2はまたの回に。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?