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「良いもの」を買おう論に覚えた違和感
「良い物買ったほうが結局満足度が高い」よく聞く話です。はたしてそうでしょうか。
最近もそういう内容の投稿がバズってました↓
これは本当に心から思うんですが、コンビニエンスウェアで3990円のスウェットを買うなら33000円で生地の良いスウェットを買ったほうが安いと思う。これが分からない人にはどれだけ言葉を尽くしてもきっと何も分かってもらえない。
これを読んで思ったのが、良い生地とはなにか?ということです。
私の好みで言うと、耐久性の高い生地がいい生地です。古いチャンピオンのスウェットなどのガシガシ洗って乾燥機掛けまくってというヘビーユースを想定された、分厚く粗い感じ、いいですよね。
他方、最近買ったGUのスウェットはツルッとした、表面にやや光沢感がある生地で、私が好きな「ザ・スウェット感」がちょっと足りないなと感じたり。
じゃあ、私にとって物足りないGUのスウェットが悪いかと言うと馬鹿売れしているらしいので、「売れているものがいいもの論」で言うとかなりいいものであることになります。
何が言いたいかと言うと、普遍的な「良い」というものが存在しないのに「私にとっての良い」を基準にして「良い」を語るから齟齬が生じるということです。
人によりますが、良い悪いの評価にすら値しない分野があり、服にまったく興味ない人に「ビンテージチャンピオンのリバースウィーブ」の価値を語ったところで「布だぜ!?」とか「それってあなたの感想ですよね?」になってしまいます。
「賃貸or持ち家論争」とか「サラリーマンかフリーランスか論争」など、SNSで論争になるようなものって絶対的な基準があるかのような前提で自分の価値基準で断定するから起こるのではないかなと思います。
インプレ稼ぎ以外ではこういう無駄な論争をSNSで起こすことってあまり意味ないと思うので、私はこういったバズ投稿はあんまり好きじゃないです。
ご拝読ありがとうございました!
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