見出し画像

リンパ浮腫に大敵!蜂窩織炎が起きた場合の行動

リンパ浮腫には切ってもきれないのが、蜂窩織炎です。

炎症が起こると高熱が起こり、患部は浮腫んでしまいます。

今回はそんな、蜂窩織炎が起きた場合の対処法など、自身の体験を元にお話させていただきます。

本記事の内容

・蜂窩織炎ってなに?

・蜂窩織炎が起きたらどうすればいいの?

・蜂窩織炎によく使われる薬について

・私の場合の蜂窩織炎の症状

蜂窩織炎ってなに?

蜂窩織炎とは皮フの病気で、細菌が入りこむことで起こる感染症です。

ケガをしたり、小さなキズがあれば細菌は侵入してきます。毛穴のような隙間からも皮下組織内に入り込んでくるパターンもあります。

指先の水虫も、蜂窩織炎の原因になる場合があるので注意が必要です。

しかし、キズも何もない場所からも蜂窩織炎は起こる場合もあります。

蜂窩織炎は、全身のどこにでも発生する可能性はありますが、特に足になる場合が多いです。

感染した患部は、赤く腫れ上がり熱を持ちます。痛みを伴い、自力では歩けなくなる人もいるくらい注意が必要な感染症のひとつになります。

また、蜂窩織炎は同じ箇所で繰り返すと、リンパ管が壊れてしまいその部分の組織がずっと腫れた状態になることもあります。

ひどい場合は合併症を引き起こし、菌血症や敗血症を引き起こす場合もあります。

蜂窩織炎が起きたらどうすればいいの?

蜂窩織炎が起きたら速やかに医療機関を受診してください。問診、血液検査の結果をみて蜂窩織炎と診断されます。症状が重い場合は、入院し点滴治療により経過観察を行います。

症状が軽い場合は、抗生物質が処方され自宅療養といった形になります。

蜂窩織炎によく使われる薬について

蜂窩織炎で使用される薬には大きく分けて4つあります。

ペニシリン系抗菌薬
セフェム系抗菌薬
リンコマイシン系抗菌薬
カルバペネム系抗菌薬

ここでは私が使用したことのあるペニシリン系抗菌薬とセフェム系抗菌薬についてご紹介していきます。

ペニシリン系抗菌薬

抗生物質を使用すると、体の中にある常在菌までも殺してしまうものが多いですが、ペニシリン系の抗生物質は比較的他のものに比べ、常在菌を殺さないため使われることが多いです。

以前にサワシリンを服用したことはありますが、短期間で他の抗生物質に変更したため私には合わなかった印象です。

セフェム系抗菌薬

細菌感染治療でよく使われるのがセフェム系抗菌薬です。細菌の細胞壁合成を阻害し細菌を殺すことで効果を発揮します。

現在蜂窩織炎が発症したときに飲んでいるのが、このセフェム系抗菌薬のフロモックスです。副作用も少なく効果が期待できるため10年近くこの薬で炎症を抑えています。


これ以外にも、ジスロマックやクラビットを服用したことがありますが、どれも効果が期待でき医師から処方される方も多いはずです。

私の場合の蜂窩織炎の症状

私は、蜂窩織炎に100回以上なっています。

ひどい時には退院した翌日に蜂窩織炎を発症し、入院するなんてこともありました。仕事ができるようになった今でも蜂窩織炎は起きますが、軽い症状のパターンもたまにですがあるので、なんとか誤魔化しながらでも社会生活を送ることができています。

私の場合、左足全体がリンパ浮腫やクリッペル・トレノネー・ウェーバー症候群ですが、炎症の起き始めは張った感じを覚えます。太もも裏のあたりがピンと突っ張った感覚がし、その後寒気、熱感があります。

大体のパターンはこの直後に痛みを感じだし、その部位が徐々に広がりグロッキー状態に追い込まれます。

何かの間違いで、足の張りは筋肉痛であってくれと毎回思います。笑

人によって蜂窩織炎の症状の出始めはさまざまみたいです。早い段階で抗生剤を服用してよくなる方もいるみたいですが、私の場合は、気づいた時に服用しても効果はありません。

炎症反応の値をみるCRPという数値は、通常0.3以下が正常ですが、炎症の時は約30と100倍近いになってしまいます。

40度近い高熱も合わせて出るため、ロキソニンも抗生物質を一緒に飲み様子をみます。

熱は5日程度で治りますが、抗生物質は症状が軽くなったとしても2週間は飲み切るようにしています。

中途半端なタイミングでやめてしまうと、耐性菌が出て来てしまい、さらに強い薬を服用しないと効果が出なくなるためです。

サポートしていただいたものは執筆費用のために当てさせていただきます!