面接対策の考え方【自己PR】
【1】 面接の役割
面接は受験生の基礎学力+人間性の最終確認として実施されるものです。ということはあらかじめ提出しているはずの志望理由書・エントリーシート(ES)や自己推薦書・自己PR書に書いたすべての事項、つまり「(1)過去、(2)現在、(3)将来の自分像=自分の人間性」を最終確認するということです。すなわち、面接対策として最も大切なことは志望理由書等の事前提出書類をしっかりと作り上げ、それを自分の中でしっかりと再確認をするということです。
【2】 代筆がダメな最大の理由
志望理由書・エントリーシート(ES)や自己推薦書・自己PR書、また他にも近年であれば小論文も事前提出課題として出されることが多いわけで、それらの書類は、究極で考えると別の人に書いてもらってそれを提出することもできなくはありません。しかし、その最終確認である面接は他の誰にもできません。絶対に受験生本人にしかできないわけです。
だからこそ当たり前のことですが、小論文.comでは、志望理由書・エントリーシート(ES)や自己推薦書・自己PR書、小論文等を小論文.comの専任講師が作成するというようなことは絶対にいたしません。小論文.comの最終目的は、立派な小論文を完成させるということに留まらず、受講生が志望先に確実に合格するということです。
そのためには、受験生本人でしかできない面接での成功は不可欠です。志望理由書・エントリーシート(ES)や自己推薦書・自己PR書、小論文等を受講生自らで自分の人生について一生懸命に思考し吟味し、十分に試行錯誤していただいた上で、小論文.comのお手伝いを参考にしていただきながら“自らの力で”作成していただきたいのです。面接ではその試行錯誤が大きな力となってくれるはずです。
【3】 面接以外は代筆にできないのか
この面接というのは、試験官と面と向かっての試験ですから、小手先の対策は通用しません。志望理由書等を誰か他の人に書いてもらうことなく、時間をかけて“自らの力で”作成することで、自分の人生に1つの筋を通し、自分の中で納得した上で面接試験に臨むべきでしょう。そうでなければ必ずボロが出てしまいます。自分自身のそれまでの大切な人生は自分自身にしかわからないものですし、まったくその人生にこれまで関わっていない他者に代筆をお願いするというのも、実はむしろナンセンスなわけです。自分の人生は自分が一番よく知っていて、自分が一番上手に準備できるはずだということです。ですから、小論文.comはその「自分の人生のこれまでの経緯と未来展望」について後方から強力にサポートするという立場でアドバイスをしていきます。
【4】 面接試験に対する具体的な対策
面接というのは人と人との対話ですからどうしても緊張してしまい、いつもの自分らしさが出ないのではないかと心配される方も多いでしょう。しかし、他の受験生はもっともっと緊張しているはずです。というのも、他の受験生はしっかりと正しい形で志望理由書・自己推薦書および面接の対策をやっていないからです。この説明を読まれている皆様はただただ、正しい理論の元で正確に作り上げた志望理由書や自己推薦書などをしっかりと確認し、面接で自分自身がどのようなことをアピールするのかをあらかじめ準備しておくという世界に1つだけの「自分の模範面接問答集」で再確認しておけば良いのです。やるべきことは明白ですから、例え緊張したとしても話すべき内容をしっかり伝えることさえできれば何ら問題はありません。緊張して顔から汗をかいている方がむしろ、試験官からは「まじめそうな良さそうな人だ」と好印象を与えられるかもしれません。
【5】 圧迫面接・変則質問の対処
まれにその緊張をさらに増幅させるような突拍子もない質問が来たりもします。例えば「うちの学校・会社があなたを合格させるメリットは何ですか」というような質問が来るかもしれません。一瞬、頭が真っ白になってしまうかもしれませんが、あまり深く考えないようにしてください。改めて面接というのは、その人の「人間性」を見ているわけであって、実際に自校・自社に対して具体的にどのようなメリット・デメリットがあるのかを分析したいわけではありません。表面上、質問の仕方が多少変わっていたとしても、聞かれているのは結局は「人間性」ですから、自己アピールをどんどんしていけばいいんだ、とだけ考えておきましょう。ミクロ的な解答ではなく、マクロ的な大きな視点での解答をしていくようにしていきましょう。
【6】 面接対策のまとめ
これまでのように、あくまでも面接は「人間性」を見ているわけですから、問われることと答えることを前日に暗記していったり、参考書のままの答えを用意したり、といったような小手先の対策は逆効果になります。自分の良いところをアピールするんだという素直な気持ちで大きな視点での再確認をしておきましょう。
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