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突き詰めると全ての人が、得する話ってないんだろうなって言う話
最近日経平均が高値を抜いていて、
投資の勉強を始める人が増えたみたいなニュースを見ました。
身の回りでも積立投資で、オールカントリーやS&P500に投資始めましたって言う人は増えたなぁと思います。
投資の世界って、先行投資が圧倒的に有利で後出しになる程高値でつかまされて不利って言うのは常識なんですけども
初期に目をつけた人が安値で買い始め、
注目が集まったことを察知した人が追随して買い始め、
すごく値上がりしてることに気がついた人が飛び乗って
初期組からの利確が入り、下がり始める
みたいなサイクルがあると思うんです。
積立投資が流行れば流行るほど、どう言う人が得をするのかなって考えた時に
これまた、初期から積み立てている人やそれらのインデックスに含まれている個別株を持っている人なんじゃないかな?
って思いました。
下がったら積み立てればいい!
みたいな認識が広がった銘柄って下がると買われるのでめちゃくちゃ下がりにくくなるんですよね。
で、今の投資環境が、初期なのか中期なのか後期なのかはよくわかりませんけど、
後期になればなるほど、何も考えずに積み立てる人が多くなっているって言うことであり、
実体の業績がどうとか関係なく買う人たちが沢山いるという意味でもあります。
なので、積立投資が広がれば広がるほど指数は上がっていくのですが、実態とはかけ離れたバブル状態になってしまうわけです。
バブル状態の後期は利確と買い上げで荒れた後急落するものなので、あとから参入した人は大火傷をしてしまいます。
株式はパイが広がっていくので、プラスサムとは言われますが、一部の人が必要以上に金を持っていっちゃうので、それだけ損しちゃう人が出ちゃうのもまた事実ですよね。
積立投資はあくまで「リスクの低い」投資形態であって「リスクがない」投資形態ではないのですが、そこらへん理解されているのだろうかと時折思うわけです。
積立投資は、リスクが低い投資形態なので、入り口としてはとても良いのですが、
一部の人が言う「やらなきゃ損、何も考えずにやっとけ」みたいなのは流石に言い過ぎだと思います。
持っている限り上がり続けると言う常識を一旦疑いつつ、どうなったら辞めるという出口戦略もしっかり考えておきたいものですね。
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