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英語の話す/聞く力を伸ばすための鍵

隔離生活Day6.

英語のSpeaking/Listeningに苦手意識があり克服したいという人はたくさんいるだろう。自分もそのうちの1人で、これまでに様々な方法で会話力の向上に取り組んできた。

苦手意識を克服し、むしろ積極的に会話したいと思えるレベルになった今「これ学校とかでは全然教わらなかったけどめちゃくちゃ大事じゃね?」と感じているポイントがあるのでアウトプットしていく。

結論

1. 英語は話せれば聞ける
2. 英語の「音のルール」を習得する

1. 英語は話せれば聞ける

自分は英語を含めいくつか言語を学習しているが、英語やフランス語は比較的聞き取りが難しいと感じる。

その反面、上記の2言語よりも学習歴の短いスペイン語やイタリア語は耳に入ってきやすい感覚がある。
スペイン語とイタリア語の特徴として、発音が比較的日本語に近いことが挙げられる(スペイン語の母音は「あ」「い」「う」「え」「お」の5つで日本語と全く一緒)。

科学的な根拠はなく個人の感覚にはなってしまうが、言語は「話せれば聞ける」と考えている。

2. 英語の「音のルール」を習得する

「英語は話せれば聞ける」ということで「英語を話せる」がひとまずゴールとなる。
「英語を話せる」を「自分の伝えたいことを英語で相手に伝えることができたとき」と定義する。

ここで、例としてスタバで注文するときの脳内プロセスを考えてみる。

上の図より、店員に注文を伝えるまでに頭の中では2度の変換作業が発生している。

1つ目が伝えたい日本語を英語にする、いわば①日本語→英語の変換で、翻訳と呼ばれるものだ。
この際必要とされるのは、単語や文法の知識だ。ひっくるめると和文英訳の力とも言える。

2つ目が翻訳した英語の文章を声に出して発音する、いわば②文字→音の変換だ。
この際必要とされるのは、単語1つ1つの正しい発音や音の連結・変化・脱落に関する知識だ。

多くの人の場合、ここの知識が欠如しているが故に英語を話すことに苦労していると自分は思っている(偉そうにすみません…)。
要するにここの部分が最大の課題であり、「英語の音のルール」を知識として習得する必要がある

ちなみに上の例はアメリカのスタバで注文が通じなかった私の実体験で、Strawberryの発音が悪すぎて何度言っても聞き取ってもらえなかった泣

関ジャニから学ぶ文字と音のギャップ

いきなりだが、めちゃくちゃ面白いのでこの動画を観てほしい。

何回か観ている今でも笑える動画だが、今回の内容的にも良い例なので取り上げる。

Is it possible to return this?  

この英文を見て、どんな音を想像するだろうか?
極論、「イズイットポッシブルリターンディス」よりも「パスポート取りたいんです」の方が伝わってしまうのだ。

Is it possible to return this?
= パスポート取りたいんです

こうして書いてみると「え?」という感じだが、それだけ英語には文字と音のギャップがあるということを表している。
そして、そのギャップを埋めるために「英語の音のルール」の知識が必要になる。

英語の音のルール

いくつか代表的なものを挙げてみる。

1、リンキング

1つ目の単語の「最後の音」と次の単語の「最初の音」が繋がって音が変化する

例) take out→ テイカゥ、ten hours a day → テナワーザデイ

2、リダクション

本来発音されるべき音が弱くなったり脱落する

例) good job → グッジョブ、let me do → レッミドゥ

3、フラッピング

語中の"t"が[r]や[d]のように発音される(*イギリス英語などフラッピングしない場合もある)

例) water → ワーラー、get it → ゲリッ

4、ネイティブっぽく発音する

この動画では映画を題材にして自然な発音をネイティブが解説している

ー ・ ー ・ ー ・ ー ・ ー ・ ー

上で紹介した要素を組み合わせたフレーズがある

make it better

これをいい感じに発音できるとちょっぴりネイティブっぽくなったと感じられると思う(Google翻訳で答え合わせできます笑)

(おわりに)言語学習は楽しい

自分は高校生の終わりくらいから洋楽にハマり始めて、当初はMaroon5やAriana Grandeをよく聴いていた。

歌詞を追いながら歌っているとどうしても口が追いつかない部分があり、そこで初めて「こことここの音繋がってね?」とか「この音発音してなくね?」ということに気がついた。

こんな感じで自分は音楽という入り口から英語学習に繋がったが、言語学習のいいところはやり方に正解がなく、そのやり方を模索すること自体が楽しいという点にある。

最も嬉しいのは言語を通じて人とつながれた瞬間であり、上達に上限はない(=いくら鍛えてもネイティブになることは難しい)のでどこまでも自分の成長を実感できる。

長々と言語学習に対する愛を書いているが、これからも楽しみながら言語を学びつつ、時折このような形でアウトプットできればと思う。

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