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2024夏・ヨーロッパ旅行記 Day3

7/27(土)

5時に目を覚ました。PCで高校野球の試合を観ていたが、決勝の延長という大事な場面での際どい判定をめぐり、審判に抗議する場面があった。今のルールでは監督が審判に直接抗議できないため、監督・審判が言うことをキャプテンがそれぞれに伝える形になっていたが、両者の板挟みになっていることが本当に可哀想で、なんとかしてルールを変えて欲しいなと思いながら見ていた。

10時前にチェックアウトを済ませ、朝ごはんを食べるためにいい感じのカフェを探し求めて歩き出した。カレル橋の下の通りが素敵な雰囲気で、テラス席のある良さげなカフェに決めた。

エッグベネディクトを注文。かなり高かったが、おいしかったし思い出ということで良しとしよう。食後はカプチーノを飲みながら昨日の日記を書いていて、とても優雅な時間だった。

GoingSoloで知り合ったイタリア人のザックと11時に待ち合わせをしていたので、早足でカレル橋を渡った。ひとまずプラハ城を目指して歩き始る。

今は大学院生で昔アメリカに留学していたとか、両親がモロッコ人なので家ではアラビア語を話すとか、ミラノと東京の家賃についてとか、お互いの国で高齢化がいるがどういう政策を講じているかとか、とにかく話題が尽きなかった。プラハ城は観光客で賑わっていてかなり混んでいたので、建物の中には入らずにサッと見ながら回った。

ホステルで荷物をピックアップし、お昼を食べるために評価の高いレストランへ向かった。暑い中リュックを背負いながら歩いたので、店に着いて一目散にビールを注文した。いろいろな選択肢がある中で謎にシュニッツェルを注文し、もっとチェコならではのメニューを頼めばよかったと少し後悔したが、おいしかったのでまあいいか。

ビール飲みたすぎて写真撮る前に一口飲んでしまった

同じくGoingSoloでやりとりをしていたトルコ人のゼフラも途中で合流した。会計を済ませた後、近くの芝生に座りながらおしゃべりを楽しんだ。プラハひとにかく緑が豊富で、ゴミも落ちていなければ芝生や花もきっちりと整えられていて、とても印象が良くて気に入った。

プラハはほんとに緑が豊富

ゼフラがクルド人だという話から、トルコにおけるクルド人の話になり、そこから難民・移民の話へと話題がシフトした。ゼフラが移民受け入れには断固として反対だと言うと、ザックは自身が移民であることもあり議論がかなりヒートアップした。自分は間でちょくちょく入るくらいで、終始二人が目をがちっと突き合わせて議論する姿を見ていると蚊帳の外だと感じてしまった。二人とも年下なのに、海外の人はちゃんと議論ができるなと思うと同時に、自分自身に情けなさを感じた。

少しして空港に向かう時間になったので、マーネスーフ橋を渡ってメトロの駅まで歩き、そこでハグをして別れた。空港に向かうバスに乗りながら外の景色を見ていると、1日と少ししかいなかった街に愛着が湧き、旅立つのが少し悲しくなった。

空港はガラガラで、荷物検査もすぐに終わってかなり時間があったので、くつろぎスペースでゆっくりしていた。少し昼寝をしてから今日の日記を書き、時間になったら搭乗した。

コルフ空港に着いたのは20時。2日前に到着していたアンナとフセインが空港まで迎えに来てくれた。フセインは2年ぶり、アンナは5年ぶりで、久しぶりの再会を喜んだ。  

エアビーに向かう車の中では、近況報告をし合ったり、フランス時代の思い出話で盛り上がっていた。出会った時期は自分が21歳、二人は18歳・19歳だったのが、今や20代半ばで時の流れを感じるとともに、こうして時間が経っても会える関係っていいなと思った。

エアビーはコンドミニアムタイプで、部屋にはバルコニーがついていて素敵な雰囲気だ。シャワーを浴びた後、近くのビーチでパーティーをやっているというので向かう。

屋台で牛串を食べてビールを飲んでから、ビーチパーティーの人混みに飛び込んだ。10年前のEDMやラテンミュージックのターンは自分にとってもめちゃくちゃアツくてとても楽しかったし、21歳に戻った気分だった。

途中からブラジルの音楽が流れる時間帯に突入したが、横のブラジル人グループが本当に楽しそうに踊っているのを見て、やっぱりブラジル人はどこに行ってもパーティーの中心で本当に人生を楽しんでいるし、ちょっぴり羨ましいとも思った。また、そこには白人しかいなかったが、日本にもこういうパーティーカルチャーがもっとあったらなー…と正直感じた。日付が変わったくらいでホテルに戻り、シャワーを浴びてから寝た。

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