未経験からデータサイエンティストになった際の転職活動記録

前回の記事「データサイエンティストになるまでの2年間の学習記録」からしばらく経ってしまいましたが、今回は転職活動にフォーカスし、まとめていきます。

前提として、読者の皆さんの学歴や職歴などバックグラウンドが各々違うと思いますし、データサイエンティストを目指す理由もそれぞれだと思います。今回はあくまで自分の経験をもとに書いてますので、参考程度に読んでいただければ幸いです。

1、筆者について

筆者の経歴
文系出身
職歴:
専門商社で営業3年
システム開発会社でシステムエンジニア3年

実務経験の中でデータサイエンティストとして特に活かせそうなスキル
・システム開発経験
・SQL

独学した実績
・統計検定2級 取得
・G検定 取得
・データサイエンティスト検定 取得
・Nishikaデータ分析コンペ参加 
詳細は、「データサイエンティストになるまでの2年間の学習記録」を参照ください。

2、転職活動について

転職活動は転職エージェント、転職サイトにそれぞれ登録して進めました。
期間は約2ヶ月、応募した数は未経験可のところを中心に30社程度、面接を受けたのは5社程度でした(正確な数字を覚えておらずすみません)。初期の頃はそこまで本命でない企業にも積極的に応募してました。面談や面接の機会をいただければ、そこで色々話を聞き「未経験からデータサイエンティストに応募した際の企業側の視点、評価されそうな点」など徐々に分かってきましたので、その情報をもとに職務経歴書のブラッシュアップなどしていきました。

面接はオンラインがメインでした。自分は在宅勤務の終業後に面接に参加することが多かったです。日程の調整については、自分がまだ在職中であり、平日の日中は難しいという点も理解いただいてましたので、柔軟に対応いただけました。

面接でよく聞かれたこと

・今までの経歴や仕事内容
 これはどの職種に応募してもだいたい聞かれることだと思います。

・なぜデータサイエンティストになりたいか
理由は皆さん各々違うと思いますが、「自分の成長のため」「将来性がありそうだから」という理由は控えた方が良さそうです。もちろん本音ではそれもあるかと思いますが、「誰かの役に立ちたい」という視点で、今までの実務経験など踏まえて論理的に話せれば良いのではと思います。
(自分は話がそんなに上手くないので偉そうなことはあまり言えませんが・・・)
テクニカルな部分は転職エージェントさんに相談すると良いと思います!

・今後のキャリアプラン(どういう風に活躍したいか)
こちらも皆さんそれぞれの想いがあると思いますが、全く見当がつかないという人は、後述する「大事だと感じたこと」で書籍を紹介してますので、まずは仕事内容をイメージしてから自分の突き進む道を考えてみても良いかもしれません。

偉そうに書いてますが、自分は大まかな方向性だけ決めてました。
将来的にマネジメント側かプレーヤーどちらに進みたいかみたいな具体的な内容に対しては正直に「現時点ではあえて決めておらず、広い視野で経験を積みながら、自分にあった道を見極めます」という感じで伝えました。

評価された点

これも皆さんの今までの経験やどういう企業に応募するかにより変わってくると思いますので参考程度で。

自分の場合は下記2点
・実務でSQLの実装経験がある
・継続して学習できる

1点目のSQLは、データサイエンティストとしても必要なスキルであり、自分はSEとして丁度SQLの経験があったので、技術面ではそこをアピールしました。
2点目の継続して学習できる点ですが、データサイエンティストは日々プライベートでのインプットも重要だと思いますし、未経験から挑戦するのであればこそ勉強好きだというアピールは重要かと思います。
自分は丁度Qiitaで「データサイエンスを勉強するために参考にしている本・教材」という記事をまとめていたので、記事のURLをレジュメに貼りました。
どういう風に勉強しているかをあらかじめまとめておくことで、面接官も自分もお互い質問や説明の手間が省けるので、ブログなどに勉強記録をまとめておくのもいいかもしれません。
資格については統計検定2級は面接の話題にいつも挙がっていました。コンペについては、成績というより、どうやって取り組んだかや難しかったところなど聞かれることが多かった印象です。

ちなみに、なぜこれらが評価されたと分かったかというと、面接で直接聞きました笑
「まだまだ経験が不足していると自覚していますが、どういう点を評価いただき、期待いただいているか。差し支えなければご教示いただき、そこを今日から更に磨いていきます!」的な感じで聞いてました。

面接の場はお互い対等な立場だと思いますし、お互いのためになるのであればどんどん逆質問しちゃえばいいんじゃないかと思います!

大事だと感じたこと

・学習意欲
・データサイエンティストの仕事をイメージできている

学習意欲については、上の「評価された点」で書いた通りです。

「データサイエンティストの仕事をイメージできている」については個人的に下記の本が役に立ちました。
面接時の質問や逆質問では、これらの本で読んだ内容を参考に話すことも多かったか気がします。


仕事内容やデータサイエンティストとして大事なことを理解するのは、キャリアプランや、自分が今後どういう風に活躍したいかということにも繋がると思いますし、面接で質問してみたいこともたくさん出てくると思います。余裕があれば読んでみてください。オススメです!


あと、仕事内容を理解するとはいえ、面接時はまだ実際に業務を経験していないわけなので、「書籍などで勉強した限りでは、〜という風にイメージしていますが」という体で話していました。

その他

応募する際に求人の「必須経験」を見ると思いますが、必ずしも全て満たす必要はないそうです。(自分が受けた企業に聞いたところ、そう記載はしているがドンピシャで全て満たしているような人はなかなか居ないとのこと)
なので、積極的に受けちゃえばいいと思います。


転職活動の内容は以上となります。
また何か思い出したら追記するかもしれません。

ここまで読んでいただきありがとうございました。
ぜひ自分と一緒に1から挑戦し、データサイエンティストとして切磋琢磨してくれる仲間ができれば、嬉しいです。

最後に、2年間の独学では様々な方のお力をお借りしました。
分かりやすい書籍やブログを書いてくれた方、Udemyの講師、Youtubeで解説していただいた方、SNSでアドバイスをくれた方。また、転職活動時はエージェントの方に相談に乗っていただきました。
この場をお借りして感謝申し上げます。
ありがとうございました。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?