第1章サマリ:自分のアタマで考えよう 著ちきりん


「考える」「思考する」とは、

「集めた情報」から「ある結論を導き出すプロセスを指す。

その結論は「仮の結論」でもいいし、最初の段階では間違ったものでも構わない。


私たちは何か物事を決めるとき、「考える」

ここで、情報を集める前に決めることがある。


「意思決定のプロセス」を明確に決めることだ。

「どうやって結論を出すべきなのか」を先に考えることが必要である。


「どの情報が、どうであれば結論Aとし。どうであれば結論Bとする」という意思決定のための思考が必要。それを情報収集よりも先に決定する。

情報が重要かどうかは、「今、求められている意思決定プロセスに必要かどうか」によって決まる。


「なんとなく関係がありそうだし、どこかで役に立ちそうに思える情報を集めてること」は、「なんとなく使えそうな食材や調味料を買い物籠に入れ続けること」と同じである。

いずれ賞味期限がくる。


闇雲に情報収集を行うより、どんな情報が結論を出すに当たって必要かを先に決める。


「情報収集」(=インプット)に勤んで何も決めれないより、集めた情報から結論を出すこと(=アウトプット)が重要


結論を出せるようにするには、

情報収集よりも前に「意思決定プロセス」を決める。

これこそ、思考していることに当たる。


<appendix>

「考える」「思考する」とは、情報を集める作業でも、その情報の加工やグラフ化の作業でもない。「集めて加工した情報を、どのように結論につなげるかという決めるプロセス」

「作業」を「思考」と思い込む罠にはまってはいけない

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