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どう生きるか(人生学・死生学)

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「人生学」「死生学」について書いた記事をまとめます。
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2024年5月の記事一覧

自分の苦難は自分で背負う

私が大切にしていることの一つに「自分の苦難は自分で背負う」というのがある。 なぜなら、これまで生きてきたなかで「安易な道を選ぶと他人のせいにしやすい」という感覚がなんとなく培われてきたからだ。 人間、人に言われた通りに動くのが簡単である。楽である。それは自分の頭を使わなくて済むから。省エネモードで結果を出すことができるからだ。例えば信号機。赤なら立ち止まる。青なら進む。いちいちイアホンを外して聞き耳を立てたり、左右を目視確認したりせずとも、ある程度の安全性を確保して交差点

DXの次は「HX(Human Transformation)」

今時経営や事業について情報収集していると、必ずと言っていいほど「DX」という言葉が出てくる。あらゆるものをデジタル化しようとする現代だが、先を見据えると「もはや生産物はデジタル化されていて当然」という世界だろう。前提がひっくり返っているはずだ。NFTとか、進歩が早い領域では既にそうなっている。 時代は「現行ビジネスのどの部分をデジタル化するか」という問題意識から、「どの部分を人間がやるべきか」という意識にシフトしていく。 そう考えると、短期的にはデジタル化に成功した企業が

ジャーナリングはメンタル強化にどう貢献するか

ジャーナリングはメンタル強化やレジリエンス(精神的な回復力)を高めるための非常に有効な方法の一つです。以下、ジャーナリングがどのようにメンタル強化に役立つか、具体的な効果とそのメカニズムについて説明します。 ストレスの軽減:ジャーナリングを通じて自分の感情や考えを言葉にすることで、ストレスや不安を軽減することができます。書くことで自分の感情を整理し、理解するプロセスが進みます。 自己理解の促進:定期的に自分の考えや感情を書き出すことで、自己理解が深まります。自己理解が深ま

『メンタルが強い(弱い)』とはどういうことかAIに聞いてみた

「メンタルが強い」とか「メンタルが弱い」といった表現は、一般的に個人の精神的な強さや抵抗力、ストレスに対する耐性などを指しますが、これを測る明確な基準や単一の方法は存在しません。メンタルの強さを測るために用いられるいくつかの方法や指標について説明します。 メンタルの強さを測る指標や方法 自己報告式アンケート: 心理尺度: 心理学では、精神的な強さやストレス耐性を評価するための標準化されたアンケートがいくつか存在します。例として、以下のようなものがあります。 逆境に対す

あらゆる悩みはジャーナリングで解決できる

私たちの生活には、様々な悩みや問題がつきものです。仕事のプレッシャー、人間関係の摩擦、将来への不安など、悩みの種類は多岐にわたります。これらの悩みを解決するためには、まず自分の心の中を整理し、問題の本質を理解することが重要です。 ジャーナリングは、そのための有効な手段の一つです。今回は、ジャーナリングがどのようにしてあらゆる悩みを解決するのに役立つのかを探ります。 自己理解の促進 悩みや問題を解決する第一歩は、自分自身の感情や思考を理解することです。ジャーナリングを通じて

WHO「2030年頃の人類 最大の敵は”うつ病”」

特に予定を入れなかったGW。家でビジネス系雑誌を読んでいると、「WHOは2030年ごろの人生の健康の最大の敵は”うつ病”と予想している」という一文が目に入った。 「うつ病」「発達障害」「いじめ」「自殺」等のキーワードに私は敏感に反応する。誰にとっても他人事ではないと思っているからだ。 なるべく周囲に迷惑をかけず、噓をつかず、誠実に働いている人がうつ病になる。他人にばかにされていた特性が実は発達障害だった。ちょっとしたイジりのつもりが自然といじめになっていた。自分には縁のな