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浮腫①|浮腫の定義と3つの原因
こんにちはSHOです。僕のnoteを読んで頂きありがとうございます。
ダイエットをしている方、特に女性の悩みで多いのが
【むくみ】
ではないでしょうか。ここでは「浮腫(ふしゅ)」という言葉を使って説明することにします。
今回の投稿を読んで頂けると、浮腫とは何か?なぜ浮腫が起きるのか?(原因)などがわかります。メカニズムが分かると対策も立てることができるのでご興味がある方は是非読んで頂きたいです。2回に分けます。
ちなみに。
この話を読んでいただく前に「血漿膠質浸透圧」の投稿を読んで頂きたいです。まだの方は先にこちらをご覧ください。
○浮腫とは?
上の投稿で使った図を再度使用します。
![](https://assets.st-note.com/img/1656501828861-8k6yWjV5N4.jpg)
私たちの身体をざっくり区画に分けてみました。
私たちの身体は細胞の集合体です。その間には血管があって、血管の中を血液が流れています。そして、細胞と血管の間には隙間があります。この隙間のことを間質といいます。間質は空気が溜まっているわけではなくて、この部分は間質液で満たされています。
で、浮腫とは何か?ですが、これは間質に過剰な間質液が溜まってしまった状態のことを指します。
○浮腫の特徴
まず、浮腫には全身で起きる場合(全身性浮腫)と特定の場所で起きる場合(局所性浮腫)の2パターンが存在します。
そして、指で押すと痕が残る圧痕性浮腫と、押しても痕が残らない非圧痕性浮腫があります。
また、浮腫になると過剰な体液が貯留するので体重が増加することも併せて覚えておいてください。
○浮腫の原因
なぜ浮腫になるのか?という話をしていきます。
![](https://assets.st-note.com/img/1656502893893-7oXk3n9oTO.jpg)
正常時は間質の間質液は血管から出てきます。出てくるだけだと溜まっていくので、血管に吸収もされています。その他にも、間質液はリンパ管にも入っていきます。
・血管からの流出
・血管への吸収
・リンパ管への回収
これらがうまく釣り合って間質液はちょうどいい量に保たれています。浮腫はこれらがうまくいかなくなった時に起きます。具体的には
①血管にうまく吸収されない
これは血漿膠質浸透圧が低下した場合です。
②血管から水が出過ぎる
これは血管内静水圧の上昇、血管透過性の亢進です。
③リンパ管に回収がうまくいかない
これはリンパ管への流入障害です。
この3つに問題があったときに浮腫が起きます。なので、なぜこのようなことが起きるのか?ということについて考えていくことになります。
というわけで、今回は浮腫について少し話してみました。難しい言葉を出してしまった感はありますが、理屈が分かると対策を立てやすいので、この次の投稿も楽しみにしていてください。
ここまで読んで頂きありがとうございました!
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