見出し画像

#15 介護福祉士国家試験 過去問解説 35−42

こんにちは。しょうです。

今日も介護福祉士合格に向けて頑張っていきましょう!

↓前回の復習はこちらから↓


では、今回の1問を解いていきましょう!

問題 42
慢性硬膜下血腫(chronic subdural hematoma)に関する次の記述のうち, 最も適切なものを 1 つ選びなさい。

1 運動機能障害が起こることは非常に少ない。
2 頭蓋骨骨折を伴い発症する。
3 抗凝固薬の使用はリスクとなる。
4 転倒の後,2 ~ 3 日で発症することが多い。
5 保存的治療が第一選択である。

正解

慢性硬膜下血腫とは、脳や脊髄を覆っている硬膜の下(硬膜下腔)に血液が溜まる状態をさします。

高血栓薬や高凝固剤等の抗凝固薬を使うことで、血液が固まりにくくなり、血管からの出血が止まりにくくなる可能性があるため、慢性硬膜下血腫のリスクが高い状態といえます。

よって、正解は3となります。


解説

1× 溜まった血が脳を圧迫し、それによって身体の麻痺や痺れ、運動障害が生じる原因となるため、誤りです。

2×  頭蓋骨骨折も原因の1つではあるが、軽い頭部打撲や脳が揺れ動くような転倒などが主な原因であり、必ずしも頭蓋骨骨折だけが原因ではないため誤りです。

3◯

4× 頭部外傷からおよそ、2週間から数ヶ月にかけて徐々に血腫が大きくなり発症する病気と言われており、誤りです。

5× 保存的治療の選択肢もありますが、血腫が大きくなるにつれ様々な症状が現れるため、発見した段階で血腫を取り除く外科手術を第一選択とすることが多いため、誤りです。


おわりに

最後までご覧いただきありがとうございました。

少しでも試験勉強の一助とおなれば幸いです。

訂正や今後のご要望等あれば、ぜひコメント欄へよろしくお願いします。

では次回もお楽しみ!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?