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#67 介護福祉士国家試験 過去問解説 33−84

*介護福祉士の範囲は、本当に広いので浅く簡単に覚えていきましょう!


どうもこんにちは。しょうです。

今回も介護福祉士合格に向けて頑張っていきましょう!

↓前回の復習↓


問題

問題84
認知症(dementia)の原因疾患を鑑別するときに,慢性硬膜下血腫(chronicsubdural hematoma)の診断に有用な検査として,最も適切なものを 1 つ選びなさい。

1.血液検査
2.脳血流検査
3.頭部CT検査
4.脳波検査
5.認知機能検査


正解

様々な検査がありますね。

それぞれの違いを知らないと得点が難しい問題となっていますが、この機にぜひ覚えましょう。

慢性硬膜下血腫とは、軽い頭部外傷によって2週間から3ヶ月程度かけて頭蓋内の硬膜とくも膜の間(硬膜下腔)に血種が作られ脳を圧迫する病気のことを言います。

硬膜下腔に血液があるかどうかを見るためには、血液が判別できなければならないですよね。

頭部のCT検査とは、X線を用いて頭蓋内の断面を撮影する検査です。

X線によって血液は白く映るため、硬膜下腔に血種がないかを判別しやすい方法といえます。

よって、正解はとなります。


解説

1× 血液検査とは、その血液に含まれている細胞や酵素、抗体などの数を数値化して、病気の診断やリスクを見つける検査であり、慢性硬膜下血腫の診断には有効な審査とは言えないため、誤りです。

2×  脳血流検査とは、名前の通り脳の血流の変化を見つける検査であり、脳梗塞やてんかん、認知症などの診断に用いられますが、慢性硬膜下血腫の診断には不適切であり、誤りです。

3○

4× 脳波検査とは、脳の活動により生じる微弱な電流を波形として記録し脳の働きを調べる検査です。
てんかんや脳血管障害、薬物等による中毒などを調べる際に使用しますが、慢性硬膜下血腫の診断には用いないため誤りとなります。

5× 認知機能検査とは、記憶力や判断力を測定する検査であり、誤りです。75歳以上のドライバーは免許更新時に高齢者講習を受けることが義務付けられている検査でもありますね。


おわりに

最後までご覧いただきありがとうございました。

少しでも試験勉強の一助とおなれば幸いです。

訂正や今後のご要望等あれば、ぜひコメント欄へよろしくお願いします。

では次回もお楽しみ!

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