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今の暮らしに「なんとなく違和感がある人」に聞いてほしいこと

 こんにちは、福井県で地域まるっと体感宿 玉村屋の運営をしています、ナカタニ ショーです。

 5年前まではサラリーマンでした。会社に勤めてる以上、会社にとって必要なことはやらなければいけない。そんな暮らし方に違和感を覚え、福井に移住してから早5年。今では自分のやりたい宿の仕事をやりつつ、観光のしごとをやりつつ、地域の農業手伝いをやりつつといった感じで暮らしています。
 そんな僕が今やっていることの1つにアースキューブジャパンの中村さんと一緒につくった「くるまざ大学」のファシリテーター&事務局というお仕事があります。2020年9月から始まる1期生の後期エントリーが、2日後の7月12日に締め切りわけなのですが、締切前にファシリテーターとして関わる自分の想いも思い返したときに「今の暮らしになんとなくの違和感を持っている人」にお伝えしたいなと思い、まとめてみました。

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1.なぜ自分の中で思い返したのか

 くるまざ大学は、月19,000円の受講料を払って受講者が来ます。例えば、月20万円の収入がある人にとっては、10分の1もの受講料を払ってきてくれます。そして、1年間という時間をかけること。自分の「人生」を考える時間をここに預けるということ。そういったことを考えると受講するのに決意がいることだと思います。
 そんな決意した受講生がいる中で、この大学という場所を準備する側としても改めて、自分自身の想いを整理して、受講してくれた方々が「理想の暮らし」を実現することができる場所を作っていかなければならないと考えています。だからこそ、今一度、自分自身もどういう想いで、この大学に関わるかを考えていきたいと思いました。
 すでに前期募集では想定を超える応募が集まったため、前期募集の枠を増やして選考させてもらいました。北海道や新潟、鹿児島から20代、30代を中心に50代まで。自分の人生を「自分と仲間で作っていきたい」と思う人が集まっています。9月からの1年間、ファシリテーターとして関わる自分自身も楽しみです。

2.くるまざ大学ってなに?

 そもそも、「くるまざ大学」ってなに?というところをお伝えしたいと思います。一言で言うならば「ほしい暮らし」を実現するための方法を学び、考え、実現を目指すというオンラインの学び場です。1年間、毎月2回の講座があります。
 日本には774校の大学があります。他にも生涯学習の場として「大学」という名前がついたものも全国に無数に開校されています。それだけの数の学び舎の中で、「ほしい暮らし」「理想の暮らし」「夢」「やりたいこと」を学び考えられる学校がないのではないかというのがそもそもの始まりなのです。大学といえば、先生から学生へ「知識を教える」ものが多く、自分たちで考えてなにかをする、先生はそれをサポートするという場所がかなり少ないと感じています。
 しかし、変化の激しい現代において、数年前の知識は全く役に立たない、なんなら、2週間前のことすら変わっていることもありえます。そのような状態で必要なのは、知識よりも「自分の思う未来に向かっていく道を見つけるための方法」そして「自分自身ができると言うことを信じる力」を身に着けていることだと考えています。
 これらを身につけるために、「くるまざ」という講義スタイルを大切にしています。

くるまざ説明

 この「くるまざ大学」を運営するアースキューブジャパンは2014年2月から「ゲストハウス開業合宿」や「なりわい合宿」を計34回、運営してきました。この合宿は全国各地で開催され、現地で受講生全員が顔を合わせながら話をする。1泊2日もしくは2泊3日のカリキュラムで行われ、その中で「自分の理想とするゲストハウス」もしくは「理想とする暮らし」を実現する方法をお伝えしてきました。ただ単に「事業計画づくり」を教えるわけではなく、そこに至るまでの根本の部分を考えてもらうことに重きをおいています。それはなぜか。知識ならWEBでも書籍でも自分ひとりで学ぶことができる。しかし、思いの部分は書籍には載っておらず、経験者の話とか、その場に集った仲間と一緒に考えることで考えが深まり、自分自身を見つめ直し、帰る頃には次の1歩をどうするかというところまでは出来上がります。しかし、それ以降を進めるのは受講生自身の力にかかっています。僕自身もなりわい合宿に参加したのが最初の関わりですが、合宿中に考えたアイデアを実践するところまではいいとしても、その実践のフィードバックをしてくれる人がいなかったりと、大変だった思い出があります。
 今回はそんな課題をクリアするために、1年間の講座を企画しました。この講座の最大の強みは、1年間を通して講師や仲間がいる場所があるということは、考えて実践して、それを振り返るまでを一人ではなく、仲間と一緒にやることができると言うことです。アースキューブジャパンの合宿は「仲間の夢を本気で応援できる人が、自分の夢を実現できる」と伝えてきました。そんな場所が1年間通してあるのは素敵だと思いますし、1年間一緒に過ごした仲間とは一生続きそうな気がします。

3.なぜ関わるのか

 僕自身がこの「なりわい合宿」に出会ったのは、地域おこし協力隊として福井県で活動しているとき。当時すでにゲストハウス開業に向けて準備を進めている時期でした。そんな中で参加した合宿で衝撃を受けたのは「ゲストハウスをしてはいけない」ということ。つまり薄利多売型の相部屋が多い宿ではなく、地域にとってもよく、地域まるごと宿を作っていく必要があるということです。
 これをきっかけに、定員12名、相部屋メインの計画だった宿を、定員7名、3部屋個室に変更しました。開業して1年が経つ今、当初の計画通りやっていたら疲弊していたと思います。
 そんな自分自身の人生の大切なターニングポイントであった合宿だからこそ、この考えにもとづいて開催されるくるまざ大学に関われることをすごく嬉しく思います。そして、自分自身が助けられたように、受講生の実現したい未来を本気で応援したいと思い、関わっています。

 ▽ そんなくるまざ大学の詳細はこちら 

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