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[mac] かわせみ3 の購入を決意しました

およそ一ヶ月前から使い始めた「かわせみ3」を購入することにしました。

Mac で使用可能な日本語入力は、主に次の4つです。過去これらを使い続けて、今回「かわせみ3」の購入へ至りました。

  1. 標準

  2. Google 日本語入力

  3. ATOK

  4. かわせみ3

決め手は「辞書」「カスタマイズ」「軽量さ」が主な要因です。

かわせみ3の他にない特長

  • 買い切り制

  • とにかく軽量

  • 機能が豊富すぎる

  • 辞書が付属している

  • 和英変換ができる


候補ウィンドウ出したときに、しれっと辞書出てくるのはとても素晴らしい。至れり尽くせりな感じではありますが、不満がないわけでもありません。
候補ウィンドウで複数の単語が並んでいるときに、数字ではなくて、中段のキーで選択をできるようになっているのは賢い。偉い。

類義語変換機能

文章を入力しているときに、類義語変換は多分に役に立つ場面が多いと認識しています。年寄りなので言葉も忘れてしまっています。言葉の言い換えをしたいこともあります。そういった場合において、とても役に立つことを期待しています。

和英変換機能

候補出自動的に辞書が出るのもいいですが、日本語に対して、関連する英語が並ぶのもいいですね。ちょっと英語を知りたいときに、単語をど忘れしたときに、ちょうどよい感じします。

かわせみ3で感じる不安

クセの強さ

クセが強いです。他の漢字変換機能では見たことのない機能がたくさんあります。しかもそれらすべてにキーの割り当てができます。だから、キーカスタマイズ項目は一度見てもすべてを理解することは不可能です。予測もつきません。ちゃんとヘルプが一つ一つ丁寧についてるにもかかわらずです。取っつきにくさは、ATOK ばりです。

このクセの強さを理解せずに設定していたら、最初、漢字変換の候補ウィンドウが出なくて悩みました。「候補」関係のキーカスタマイズはかなり気をつけないといけないですね。思った通りの操作にはならない。また、このときのキーの操作の結果、どのような動きになるかは「環境設定」側で制御されています。依存関係を一つずつひも解いていかないと難しいです。でも、ありがたいことに一つ一つの設定項目でヘルプ出てくるのでとても助かります。アレなかったら、マジでわからない。

単漢字・短文での変換の弱さ

漢字が変換されにくい感じがあります。ひらがなになってしまったり、文節がちょっとだけ違っている場合が散見されるようなケースです。わたしの文章の組み立て方がよろしくないのは理解しているけれども、それにしても「はな」程度でひらがなになっていたのはちょっとびっくりした。助詞と助動詞をしっかりと入力しなければダメなのかもしれません。文章の一部だけをちょっと直そうとした時には、全くもって役に立たない変換となるので、注意が必要です。

また、最近のATOKでも感じていましたが、雑な日本語に弱い。この辺は Google 日本語入力 が強い場面です。自分固有の用語は、きっちりと単語登録していかないとダメそうでもある。"オチ" はいつまでたっても変換してくれない。仕方ないので登録しました。

文節の位置と漢字変換は、たまに「おや?」と思うことがある程度には、ちょっと微妙なときがあります。ただ、たいていの場合は口語体だったり、わたしの使っている助詞・助動詞がおかしいときだったりなので、正しい日本語で使っている分には問題がないようにも感じています。漢字変換がおかしい、となったときは、多分きっと、私の日本語の使い方がおかしいのだと考えるようになってきました。

とは言え、ATOKやGoogle日本語入力と比較して、変換効率はそれほど変わらないような感覚でいます。ただかわせみ3の場合は、たまにどうしてそうなるのかよくわからない変換を行うことがあります。発生率によっては、考慮が必要な状況だと認識する程度には。辞書登録されている言葉の少なさかもしれません。

辞書に登録されている単語の少なさとオンライン更新されないこと

全体的に、登録されている固有名詞の単語が少ない印象があります。固有名詞なので、致し方ないかなという感覚はありますが、この辺は辞書をちまちま追加していけばいいだけの話です。辞書が増えてきたときに、処理への影響だけは気にしておきます。

追加辞書となっている人名辞書をメイン辞書へ追加していたら、一般的な単語よりも珍しい人名の方が優先されたりして、ちょっといびつな変換が為されるのはちょっとびっくりしたりするので、メイン辞書として利用するものは制限したほうが良さそうです。

辞書がオンラインで更新されていかないので、固有名詞は登録されていないものが多すぎます。

辞書登録の謎フォーマット

辞書のテキスト形式が rtf 形式で、かつ Shift-JIS エンコードとなっています。ファイルフォーマットは、TSV 形式という謎仕様です。

フォーマット自体は、MS-IME などとも同様なので、コピペ利用可能です。ただ、品詞の対象が異なるかもしれないので、調整が必要なのでそのまま利用できないのはちょっと心苦しいです。

短文での漢字の変換効率があまりよろしくないということに気がつきました。単漢字変換よりも、ある程度の長い文面で漢字を変換しないと、まったく想定していなかったような漢字が候補に上がってきてしまうようです。

他の製品と比較しての結論

標準は個人的論外です。カスタマイズできなさすぎる。

ATOK は他のソフトウェアへの影響が甚大です。ATOK をインストールしているというだけで、起動がままならないこともあります。つかっていないのに。しかもCPU使用率が高く、動いていない時にまで「イミクル」などがリソースを奪っていきます。インタフェイスシリーズとしてはあり得ないリソース使用率なので、もう今後使うことはなさそうです。

Google 日本語入力はお金もかからず、大変よいです。最新の言葉にも対応し、話し言葉などにも柔軟な対応を示しています。ただ、利用しているソフトウェアに因っては、変換している対象が不明になる問題があり、実用上の問題があります。またカスタマイズできる範囲が少なく、辞書がないというところがマイナス要因です。軽量さはとても良いです。

では、かわせみ3はというと、やはり漢字の変換能力に難があります。一般的な長い文章を入力している最中は問題ありません。ただ、ちょっと話し言葉であったり、短めな文章の際は、変換能力に疑問を感じてしまいます。

しかし、それを補ってあまりある使い勝手の良い機能群を優先しました。使っていて気がつきましたが、わたしは思ったよりも最新の言葉は利用しないですし、必要な単語は登録すればいいやという気持ちになりました。

ということで、ファミリープランを購入し、3台のMacで運用を本日より開始します。今後ともおつきあいどうぞよろしくお願いいたします。

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