プロバイダを変更してネット人権を一夜で回復した話
老体にむち打ちながら、深夜・早朝作業をしたおかげで、せっかくの祝日をぼーっとしながら過ごしてます、しょっさんです。こんにちわ。
でも、その苦しみに打ち勝って、良い世界がやってきました。嬉しい。
何があったかというと、まずこれを見てほしい。
昨夕の時点での NTT東日本網内の速度です。わが家からNGN内の通信速度ですね。いわゆるこれが理論上の最大値。
で、NTTさんがAWS上に配置しているフレッツ網外での通信速度。
おい、まだ仕事中やぞ。これでは、仕事にならない。仕事になりませんぞ インターリンク !!
インターリンクさんとのお付き合い
インターリンク さんとはですね、2008年からのお付き合いです。
結構長いんです。当時、そこそこの速度が出て、それでいて安価に固定IPを付与してくれる数少ない良心的なプロバイダさんでした。契約も解約もスムーズです。スムーズすぎて、IIJmio と行き来したこともあります。IIJmio は解約に時間がかかりすぎるので、もう多分しばらく利用しません。
そんな個人的良心的なインターリンクさんでしたが、事件が起きます。「「ZOOT サービス」および「ZOOT NEXTサービス」における「公平制御」の改定について(2020/11/1)」です。どうもその月の使用量に応じて、スパッと制御されるっぽいです。「インターリンク - interlink 帯域規制」にも口コミがたれ流れています。
とはいえ、わが家は特に制御されることなく使えていたんですよ。
今月の頭ですが、過去最高速をマークしています。興奮で浮かれきっていたときですね。しかし、そこからは減少の一途をたどります。みんそくさんみても明らかなとおり、1年前と比較して速度低下著しいです。
「けしからん」
プロバイダのお引っ越し
ということで、プロバイダの引っ越しを検討します。こういうとき、フレッツ契約はありがたいです。プロバイダ変えると、何かが改善するかもしれませんから。
それにしても、わが家には数多くの問題があり、NATセッション数(ポート数)とある程度の速度を維持するには、法人用の契約も免れないと考えていました。そして、解決策の一つであった「transix IPv4接続(固定IP)」に対応しているプロバイダは、インターリンク さんくらいしか知りません。
「詰んでない?」
そこでふと気がつくんです。240ポートしか開放してくれないMAP-E採用のV6なんちゃら系のサービスでも「「v6プラス」固定IPサービス」を提供する KDDI 系列のJPNEさんが居ます。すっかり忘れてた。ははーん、こいつでも別にいいんじゃないの。ということについに気がつきます(遅いよ)。
ご丁寧に「v6プラス固定IPサービス 対応ISP事業者一覧」情報も提供されているので、安心して探せます。やったぜ(๑•̀ㅂ•́)و✧
プロバイダは、どこにする?
が、ここで悩みこんでしまうわけです。みんな見たことない名前ばっかりすぎる。あれ、「かもめインターネット」懐かしいな。20年くらいぶりに見た気がする。20世紀末頃から利用していた「リムネット」さんから移行を検討したこともある、昔から「速い」と評判のプロバイダです。みんそくさんでも現時点でランキング 1位(フレッツ光)です。
ええやん、みたいになりましたが、V6プラス+固定IPサービスはHGWを利用しているケースでしか提供してくれないので萎えてしまいます。「ISP規制情報」でも、都内ならそんなに問題にならなそうだったのに。
もうこうなったら、HGWもってますの体で契約してしまうかとかも考えました。が、しかし契約に至るまでの営業日が結構長い。
Q. 申し込みからご利用開始までは何日くらいかかりますか?
A. お支払い方法に応じそれぞれ「クレジットカード支払い:3営業日前後、口座振替:7~10営業日前後」となります。お急ぎの場合はお客様側のお手続きをお早めにお済ませいただきますようお願いいたします。
(ご入会の流れ)
この利用開始日に難色を示し、他のプロバイダはどうやろ...と見ても、うさんくさいやつとか fr〇〇bit系列とか、これは期待できるプロバイダないかな...と「ISP規制情報」をぼーっと眺めるわけです。
よく見ると、ランクB(Aは一つも存在しないので、現時点で最上級)内に「規制なし」のV6プラス+固定IPサービスを提供してる「オープンサーキット」なるとこがあるじゃん。とか気づくわけです。勇ましい。
ただね、開いてびっくりするんです。
久しぶりに見たぜ、この21世紀初頭のサイトデザインェ...。と思ったら、まさに21世紀初頭からやってる会社。つよい。しかし、契約行為は速い。それに解約時の違約金などについて見てみると。
ただ、この最低利用期間は定めておりますものの下記に示しますとおり、大きな拘束力をもって運用はしておりません。
初年度に限らず口座引落の変更手続き期限後や、銀行振込完了後についての料金返金については契約約款に示すとおり対応しておりません。従って、もし短期間の利用になる可能性が高い場合には、はじめから、カード月払いでのお支払いを選択頂いた方が有利となります。
違約金というものは存在しておりませんが、カード払い(月払い以外)、銀行振込や、口座引落時の前払い分で途中から利用しなくなった場合のお客様損金が違約金相当の役割を果たしております。
1年以内のカード月払い解約の際は、最終利用の翌月までを課金と致します。そういった意味ではカード月払いでの損金(ペナルティー)は1ヶ月分相当の料金ということになります。
これは1年以上利用の場合は加入月無料となるところが、加入月の有料相当処理の精算ということを意味しています。
お申込みしてみたいが1年はちょっとと言う場合は、「カード月払い」にてお申込み頂き、任意のタイミングで解約することで有料でのお試しが可能です。
企業の姿勢として優しすぎる。このページだけで惚れました。これまでのインターリンクさんと比較して、月額は倍以上(¥2,200→¥5,170)になりますが、安定した速度とセッション数を維持してくれるなら、もうこれでいい。金をちゃんと要求してくるなら、設備投資もちゃんとやってくれるに違いない、という淡い期待を持ちます。さらに、わたしは、こんなコメントまで見つけてしまうのです。
見て、この強気なコメント。
テレワーク/在宅勤務を提供する会社側回線に
テレワークする人たちまでは理解したけど、まさか「会社側に」って強気すぎる。ヤバすぎない?
新しいプロバイダとの契約
ということで、インターリンクさんをとっとと当日解約申請で、オープンサーキットさんを即日契約です。解約手続き中でも、回線の閉局になると自動的に開局処理が行われます。とっとと契約できちゃう、その姿勢にも感銘です。プロバイダの変更を考えてから、プロバイダの比較、契約の終了まで2時間くらい。わたしの決断力が鬼ヤバい。
インターリンク さんの IPoE 閉局処理は、解約翌日の「午前中」に行われるんです。2度目だから知ってるんですけど、午前中って午前0時から午前中なんですよ。この閉局時にだいたいネットワークやられてしまうんですよね。なので、待ちました。PPPoE の設定もして自動的に切り替わるようにしたものの、閉局時には多分切り替わらないんです。
待つこと深夜 1:00 。案の上、急にネットワークつながらなくなります。ほらきた。午前中だぜ、ヒャッハー。ということで、IPoEの接続設定はすっぱり削除して、PPPoE だけにします。ちなみにそのときの速度。
いや、深夜だけどさ... PPPoE のが速いってどうよ...。
ということで、切り替わりを確認して寝ます。朝起きる頃には開局してるだろうと。そして予想通り 4時半頃に開局通知が届いています。6時過ぎに一度目が冷めて、そこで確認して設定。
ほらきた、過去最高速です。
ついにわれわれはネット人権を回復しました。ということで、結果を確認してまた寝ました。