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事業承継は、単なる引き継ぎの手続きではない。

事業承継≠引き継ぎの手続きではない。

事業承継は済んでますか?という問いに対して
「ああ、ハンコと通帳わたしたので、完了したよ」
と返ってくることがある。
ああそうですか、良かったです〜とその場ではなるけど、実際をみてみると、パルパティーンのごとく院政みたいなことをしている先代経営者というケースを見かけたりする。

意思決定は先代がいまだにやっていて、
後継者は本来もっている執行権を使わないケースだ。

この場合の問題点は
◯後継者が自立していない
◯先代が経営から離れるタイミングがない
だ。

ボクの事業承継の定義は
「先代経営者に頼らなくても良い状態になる」
◯裁量はもらっているけど、ハンコをもらってないので最後は父に言わなきゃいけない
◯ハンコも通帳ももらったけど、分かっていない情報が多くて父に聞かないと分からない
◯ハンコも通帳も意思決定も握っているけど、取引先との交渉を進めると「後はオヤジさんと話すから」となってしまう
といった状態を卒業した姿。

この定義に至ったのは、事業承継ブックを発行した元全農マンの伊東くんとのディスカッションによるもの。

事業承継というのは
◯次の代表を誰にするか
◯ハンコと通帳を渡す
という薄っぺらいものではなく、

「人」
「カネ」
「モノ」
「情報」

のバトンを次代にパスする大きな作業。
人=次の代表を任せる人、そして雇用している場合は、従業員たちからの支持。

カネ=通帳や、会社だったら株式。

モノ=設備

情報=理念、蓄積してきた技術やノウハウ、お客様情報

関係ある人たちからの信頼や期待というものも、とても大きい。(これは人に分類されるケースや、情報に分類されるケースある)

事業承継については、農系ポッドキャスト「青いTシャツ24時」にて事例紹介しているので、ぜひ参考にしていただきたい。

なお、番組ではおたよりを募集している。
事業承継でお困りな方、これから取り組みたい方は、一度コンタクトを。

以上、
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