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365日#Tシャツ起業家 面白かったレビュー

食べチョクは、よくあるマーケットプレイス。

解像度が低いと、そんな見方をする。かつてのボクもそう。年間に2、3件くる「消費者と生産者を繋ぐ、全く新しいプラットフォームが誕生します!」という迷惑メール(失礼)の一つだと、勘違いをしていた。

ただし、「カワイイ起業家」「名前が里奈さん...」(ボクのカミさんと同じ)ということで、秋元里奈さんからのメールは、いつものルーティンである迷惑メールフォルダへの移動を葛藤して、「ええい、私情で判断を躊躇うなど、経営者としてアレだ!」みたいなやりとりを、1人でやってた記憶がある。

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結局、そのタイミングは、既読スルー。

そんな秋元里奈さんは、今や、テレビに出たり、毎月のように何か表彰されたり、今をときめく方になってしまった!

”よくあるITマーケットプレイス”は数年で無くなるケースが多いのは、経験も、噂も十二分に行き渡っている。そんな中、ライジングしたビビッドガーデン。このタイミングは、「実績ないから誰もついてきてくれないけど、そこで誰かがついてきてくれないと、実績も何もないじゃん!」であることは、簡単に想像できる。このタイミングで手を添えてあげれなかったことで、ある種の罪悪感みたいなものを持ってて、その罪滅ぼしのような気持ちで、ビビッドガーデン及び食べチョクに肩入れをしていたりする。

我が「青いTシャツ24時」(農系ポッドキャスト)にもご出演いただいた。

本『365日#Tシャツ起業家 「食べチョク」で食を豊かにする農家の娘』の内容は、けっこう新鮮!


これまで数々のインタビューやイベントでのピッチを見たり聴いたりしたけど、重複していない部分も多く見受けられ、彼女の真摯な姿勢を感じる。
よく受け答えしてる内容をコピーしてペーストするだけで、本にできる価値はあるものの、コピペしてないカンジが見て取れる。

そして秋元里奈の特徴である、「背中で伝える何かがある」を、テキストからも感じてとれた。言葉の説得力以上に、醸し出しているオーラが何か物語っているというか。まさに、「やり方ではなくあり方」。テキストを読むだけでは、若手女性起業家として成長するハウツーは習得できないけど、「彼女みたいに頑張る」「負けずに頑張る」の先に、修得できる鍵があると思う。

(まずは、Tシャツを365日着るところからだね...)

・とても引っ込み思案で信じられないくらい内向的な子
・男性不信だった
・とにかく安定思考で公務員か大企業への就職が一番だと思っていた

という、スポットライトが当たっている彼女からは想像できない、”素の秋元”がさらけ出されている。
起業を志している子や、これから社会人!という子にも、是非読んでみてほしい内容。

#Tシャツ起業家


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