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立ち上げから関わってきた #バクラク決済事業のイマ

こんにちは、LayerXの高江(@shnjtk)です。バクラクビジネスカード開発チームのEMをしています。

今回は、私も立ち上げから関わってきたバクラク決済事業について、立ち上げからイマとこれからについてお話しようと思います。

※この記事はLayerXアドベントカレンダーの記事です。
特に法人カード事業部のメンバーの発信に関しては「#バクラク決済事業のイマ」をご覧ください!


決済事業に参加した経緯

私は決済事業だけでなくバクラク自体についても立ち上げメンバーの一人として初期から関わってきましたが、主にインフラの開発・運用を担当しており、サービス本体(WebアプリやAI-OCR機能)の開発は時々スポットで入る程度でした。しかし、新規サービスとなるバクラク電子帳簿保存については立ち上げからアプリエンジニアとしてがっつり開発を担当することになり、インフラも楽しいけどアプリ開発もやっぱり楽しいなと感じていました。

そんな中、次の新規事業として決済事業を立ち上げようという機運が社内で高まりました。エンジニアとして決済領域の開発に興味があったこと、「SaaS+Fintech」という新たなビジネスモデルに挑戦したかったこと、クレジットカードの利用に関する経理業務のペインの大きさを知りなんとしても解消したいと思ったことから、「開発やりたいです」と手を挙げて開発チームにアサインしていただきました。

「SaaS+Fintech」については福島さんのこちらの記事をご覧ください。

クレジットカードの利用に関する経理業務のペインについては原山さんのこちらの記事をご覧ください。

プロジェクトの立ち上げからサービスローンチまで

2022年4月ごろからプロジェクトとして活動を開始しました。初期の構想時点でやりたいことはいっぱいありましたが、まずはローンチすることを最優先とし、やらないことや後回しにすることをどんどん決めていきました。結果、ローンチ時点ではバーチャルカードのみの対応とし、クレジットカードの大まかな機能としては、カードを発行できる、決済できる、従来の確定明細(決済が確定した時点の明細)に加えて速報明細(オーソリ時点の明細)を閲覧できるという非常にシンプルな機能になりました。

これにより、2022年8月にサービスをローンチし、お客様にご利用いただけるようになりました。経理業務のペインの解消には程遠かったのですが、この時は決済機能が安定して動作することが最重要であったため、最初から多くを追わずフォーカスするところを絞ったことは正解だったと思います。事前にしっかりと仕様検討やテストパターンの検討、テストの実施を繰り返したことも功を奏し、これまでのところ決済機能は大きなトラブルもなく安定して動作しています。

当時のプロジェクトや開発チームの詳しい様子についてはこちらの記事をご覧ください。

サービスローンチからイマまで

サービスローンチ後、ようやく本来やりたかったことに取り掛かれるようになりました。ローンチ後にリリースした大型の機能アップデートのうち、経理業務に関わる主要なものをピックアップしてご紹介します。

  • 「証憑の回収」「稟議との紐付け」「仕訳」をバクラクに

  • マネーフォワード クラウド会計およびマネーフォワード クラウド会計PlusのAPI連携に対応

  • freee会計のAPI連携に対応

  • 仕訳出力機能を強化し幅広い会計ソフトに対応

バクラクビジネスカード単体としての利便性だけでなく、バクラク申請およびバクラク請求書・仕訳と連携することで、これまでにはない新たな価値を提供できるようになりました。これによる経理業務へのインパクトについて、ぜひこちらの記事をご覧いただければと思います。私個人としては、弊社CFOである渡瀬さんの「長年待ち望んだ夢の機能が実装されクレカのペインが解消されました。」というひとことがとても嬉しく、やってきてよかったと心から思えた瞬間でした。

バクラク決済事業のこれから

当初描いていた経理業務のペイン解消についてはその第一歩を踏み出すことができたわけですが、プロダクトとしての機能開発や決済事業の成長という点ではまだまだやるべきことだらけです。もっともっと多くのお客様にプロダクト連携機能をご利用いただきたいと思っていますし、エンジニアとしてはコンパウンドスタートアップならではの難しさとやりがいを感じています。後者については、近々開発メンバーがブログを書いてくれる予定なのでお楽しみに。一足先に「話を聞きたい!」という方はぜひお話しましょう!

また、コンパウンドスタートアップについて詳しく知りたいという方はこちらの記事をご覧ください。

おわりに

立ち上げから関わってきた立場だからこそお伝えできると思ったことについてお話させていただきました。弊社が大事にしていることをまとめた『LayerX羅針盤』の中に「Wowを届ける」というものがあり、今回ご紹介した経理業務のペインを解消するプロダクト連携機能はまさにこれを実現するために開発したものになります。今後も、お客様が感じるペインの解消を深く追求し、より多くのお客様により多くの「Wow」を届け続けられるよう頑張っていきたいと思います。

おまけ

12/13 (水)の夜に、人形町にある弊社オフィスでイベントをやります!お酒やおつまみを楽しみながらゆる〜くお話できればと思っておりますので、よろしければぜひご参加ください!